2018年11月27日火曜日

VANSON Model Bは定番を超えて、もはや革ジャンの原点

昔バイクに乗っていたこともあって革ジャンが好きで、ちょっとコレクター化しています。 さすがに会社に着ていくのは避けているので、着るとしたら週末のみです。時期的には10月下旬から3月下旬くらいの約5ヶ月間にしか着られないし、毎週レザージャケットと言う訳でもないので、数着ある革ジャンは1シーズンで5−6回しか着ない物もあります。 そんな中でも着用頻度が比較的高いのが、こちらのVANSON Model Bです。 ■定番ならではの安定したスタイル スタンドカラーで無駄な装飾が無いModel Bは、スタイルとしては革ジャンの定番です。 バイカーたちが長年かけて培ってきたスタイルを形にしたものなので、目が慣れていると言うこともあり、街中で悪目立ちすることはありません。 最近では、デニムのみならずチノパンと合わせるコーディネートも一般化してきたので、着回しの幅も広がってきています。 特にVANSONの場合、バイカーの本場である米国の消費者に受け入れられているので流通量も多く、ENF同様に何度かのモデルチェンジを経て現在のスタイルを完成させている為、悪く言えば「平均的」、良く言えば「革ジャンの代名詞」的な位置付けになりつつあります。 ■やはり肉厚なレザー VANSONのレザージャケットの特徴の1つですが、革が相当に肉厚です(そして硬い)。 若干シボを出しているのは堅牢性を高めるためでしょうか。 他のブランドでも時々ありますが、VANSONのジャケットは新品購入時には必ず立ちます。勿論、その硬さは徐々に無くなってきますが、革の厚みは無くならないので、着用時に若干の窮屈さは比較的長い期間感じることになります。ただ、その「窮屈感」を乗り越えて柔らかくなる頃には完全に自分のものになっていると言うのが、VANSONのレザージャケットの醍醐味でもあります。 部材としての革について言及すると1点だけ不満があります。背中に縦に入った接合部です。 立体的なシルエットを再現するために必要な裁断だったのかも知れませんが、縫製部分は少なければ少ないほど全体的に頑丈に仕上げるので、ちょっと不満です。 ■スタンドカラーでジッパー多用の温故知新なデザイン 最近は襟付きのENFの方が人気があるようですが、スタンドカラーのModel...

2018年11月23日金曜日

Global Styleでパターンオーダーしてみた感想(その2)ミケランジェロ編

スーツをオーダーで作る際に、サイズ感以外で気をつけているのはスタイルです。 と言うのも、仮縫い付きのフルオーダーで作らない限り、メーカーによってスタイルに違いがあるためです。 ひどい会社だと、とんでもないおじさんスーツに仕上がったりします。 なので、どんな感じに仕上がるのか、特徴を見極めた上でオーダーするようにしています。 以前、Global Styleさんでオーダーした際に「細身が流行なんだろうけど、そこまで細くなくて、でもスタイリッシュっていう都合が良いモデルがあったら欲しい」と無理な注文をつけたところ、「ウチだったら、ミケランジェロっていう良いのがありますよー」と勧められて、ずっと気になっていました。 正式名称は、『ミケランジェロ・サルトリア』。 16世紀イタリアの天才ミケランジェロが作ったダビデ像(理想の男性像)みたいな体型の人が着るスーツと言う意味でしょうか・・・昔フィレンツェで見て想像以上の大きさに圧倒されたダビデ像を思い出しながらネットで詳細をチェックすると、シルエットもさることながら構造で勝負している感じ。1着作ったら話のネタに良いなと考えて、オーダーしてみました。 ■いざオーダー作業 なるべく混雑している店舗は避けようと考えて、休日午前中に神田中央通り店に行ってみました。 神田といえばビジネス街=休日に人はいない、という安直な考えから選んだんですが、予想通りお客さんは私以外に一人だけ。 手が空いていた女性スタッフさんに、ミケランジェロに興味がある旨を伝えると、モデルの詳細を丁寧に説明してくれました。 ただ、まだ若いスタッフさんで、こちらがネット上で入手している以上の情報は余り持っていない・・・。採寸するわけでは無いので大丈夫かと考えて、「以前購入したことがあるので、そのデータを使ってください」と伝えると、「ミケランジェロは少し複雑なので、通常では測らない場所も必要なんです。なので、再度測らせていただきたいんですが・・・」と困り顔。 思わず「あなた測れるの!?」と聞き返しそうになりましたが、グッとこらえて笑顔で「じゃあお願いします!」と営業スマイルを返していました。 すったもんだしながら計測が終了して、生地選び。 いろいろオプションを付けて、ベストまで作ることにしたので、結構なお値段になっているだろうなぁと考えながらバンチブックで生地を選んでいると、どうしても高価なものに目が行ってしまいます。廉価なものはダサい柄のものばかり(Global...

2018年11月20日火曜日

New BalanceのM1300濃色系は何にでも合わせやすいので重宝します

人生において長らくスニーカーを履いていない時期がありました、特に大学時代。 理由はいろいろありますが、レッドウイングにはまっていたのでスニーカーよりもブーツを履いていた、というのが最もしっくりくる理由です。 今は長距離を歩くときとかを中心にスニーカーの着用頻度も上がっているんですが、過去の経緯から、スニーカーを履くときには変に緊張します。 ボトムスとのコーディネートもなかなか上手く行かずに、出かける直前に履こうとしたスニーカーを履き替えたりします。 そんな中で最も重宝しているのは、New BalanceのM1300 CAG(Green)です。 New...

2018年11月18日日曜日

Garrettのスェードレザージャケットは衝撃の手触り

イタリアのフィレンツェに本拠を置くGarrett(ギャレット)は、元々は様々なブランド(主にPRADAやD&G)にレザー製品(特にジャケット)をOEM供給していた老舗メーカーです。 元々はMARCELLO PAMPALONIという社名だったのですが、自社ブランドを世に出すようになってからGarrettに変更しました。 最近では日本のセレクトショップでもチラホラ目にする機会が増えてきたGarrettですが、今回はスェードレザーのジャケットをご紹介したいと思います。 昔、フィレンツェを旅行した際の感動を思い出して、「あんな素敵な街並みにある会社だったら、さぞかし古式ゆかしい店構え何だろうなぁ」と考えて、住所を調べてストリートビューで社屋を確認すると、何とこんな感じ。 フィレンツェと言っても完全に郊外で、中心地から約30kmくらい離れています。しかもコンシューマー向け店舗のいくつかと雑居した平屋ビルの一区画を借りているようです。イメージしていた社屋とは全く違っていて驚きました。 ■防寒性とスタイルを見事に両立 レザージャケットはタイトな身頃をセールスポイントにしている商品が多いので、中綿入りのものが少ないです。そしてその分だけ防寒性が低いのが欠点です。 ただ、このジャケットは適量の中綿をキルティングで縫いこむことによって、防寒性を高めています。 もちろん、最近の高級ブランドのダウンジャケットは、フィルパワー800以上の高品質なダウンを惜しげも無く仕込んだものが多いので、本当に防寒性/保温性を追求しようと考えたら完敗です。 ただ、11月から12月初旬や3月(の10℃前後の気温)であれば、全く問題ありません。 しかも中綿の量の調整が絶妙で、スリムなスタイルを全く崩していません! この辺はイタリア人ぽいこだわりだなぁと感心させられます。 ■スタイル Garrettのジャケットは比較的細身な作りです。と言うか、イタリアの最先端ファッション(PITTI...

2018年11月17日土曜日

G-SHOCKの電波ソーラー(GW-M5610BC-1JF)は使い勝手が良すぎて手放せない

几帳面な性格だからかも知れませんが、普段の生活で秒単位で正確な時刻を知ることができるのは非常に便利です。 機械式時計をしているときは、スマホで確認すれば良いんですが、電波時計があればこれ以上に便利なものはありません。 比較的旧型のG-SCHOCKとEDIFICEは持っているのですが、そろそろ新しい電波時計が欲しいなぁと考えて、G-SHOCKのマルチバンド6(世界6箇所の電波を受信可能)機能付きの中から候補を選びました。 調べていて驚いたんですが、G-SHOCK(特にMR-G)の価格設定はここ数年上がっています。 技術の進歩に伴って時計の機能もかなり向上していて、ハイエンド機については20万円以上のラインナップです(しかもスマートウォッチ化しているので、定期的な充電が必要)。 メーカー差別するつもりはありませんが、さすがにG-SHOCKに20万は出せない・・・。 そこで、 ・電波時計(マルチバンド6)...