2025年1月19日日曜日

NIKE AIR HUMARA QS は復刻ながら新しさしか感じない銘品

 一定の周期で昔流行したアイテムが再び脚光を浴びて再び流行するのはファッション界で法則化していますが、再流行したもの全てが良いものとは限りません。そんな懸念を払拭してくれるのが、このNIKE AIR HUMARA QSです。
ちなみにQSはQuick Strikeの略語で、意味としては「数量(少数)限定」です。つまり、気になっている人は、見つけたら即買いしたほうが良いという意味です。私も「気になっている人」の一人なので、即買いしちゃいました。
AIR HUMARAの位置づけは、一応トレイル・ランニングシューズ。
つまり、ゴツゴツした岩場みたいな場所や森の中を走るときに最適化されたランニングシューズですが、まあ日本の都市部ではそういった用途で使うことは皆無でしょう。

今回はUS10.5サイズを購入しました。爪先の余った感が際立ってしまうモデルなので、ジャストサイズにしておきましたが、やはり正解。普段選択することが多いUS11も試着しましたが、10.5の方が寸詰まり感も無くちょうどいい感じでした。皆さんも購入時にはご注意ください。

・デザイン全体
デザインは、Peter Foggというデザイナーさんが、バイクの車輪(リムの部分)をヒントにしてデザインしたモデルですが、NIKEにしては珍しくメカニカルな印象を受けます。ちょっと他のアウトドアブランドのトレッキングシューズのデザインを彷彿とさせる感じで、減点ですね。まあ好みの問題ですが、私見としてはもっとNIKEっぽさを出しても良かったのかなと感じます。

・トゥ~アッパー
見た瞬間に感じる印象は「スウォッシュロゴの存在感が薄い」という点です。
普段AJやAFを履くことが多いので、そのように感じてしまうだけかもしれませんが、とにかく「NIKE感」を感じません。まさに車輪のリムですね。


・ヒール
ヒールには多少ロゴの主張がありますが、まあ抑えめと言える範囲です。

・ソール
実はこのモデルの特徴はアッパーもさることながらアウトソールにあると行っても過言ではありません。アウトソールは、前方がZOOM AIRで後方がAIRという変わった構成です。他のモデルでは見かけないパターンですが、前後で別々のAIR技術が投入されています。


前方と後方で違うAirロゴがあってよく見ると変な感じですね。
ブロックパターンも似せてレイアウトされているので、ロゴ記載が無ければ見た目では分かりませんが、NIKE公式でも謳っているので間違いなく別々のクッションです。

・着用感
NIKEのAIR技術を惜しみなく使用していますが、グニャグニャした低質な柔らかさは一切ありません。これがNIKEの技術力の凄いところ。地面をしっかりホールドしつつ、足を前に運ぶ補助にのみ注力されています。なので、走破する力+足裏への負担がバランスよく保たれいる印象です。まさに「トレイル・ランニングシューズ」の極みといったところです。デザイン面では他社アイテムに似ていると前述しましたが、機能的にはこのAIR HUMARAが一歩リードしていると感じます。
くれぐれもお気をつけいただきたい点として、所謂「柔らかさ」はありません。AJやAFなどのバスケットシューズにあるような膝保護のためのクッション性をこのスニーカーに求めてはいけません。あくまでも足裏で地面を掴むためのホールド感を追求したモデルです。


少し悪口も書きましたが、総合評価は◎の逸品と思っています。
冒頭にも書きましたが、街中はもちろんネットでもなかなか遭遇しないアイテムですので、
「カッコいい!」と感じた人は、見つけたら即買いをおススメできる銘品です。
但し、とにかく柔らかいソールが好き、という足裏保護派の人にはそこまでおススメしません。あくまでも、総合評価と他人との被りを気にする人向けのレアなアイテムですので、ご注意ください。

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