ラベル 時計 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 時計 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年8月1日日曜日

Rolex GMT-MasterⅡ(ref.16710)の価格はどこまで上がるのか

最近のRolexの価格高騰は眼に余るものがあります。 私が学生の頃は、そこまで人気なくて10万台でもそこそこのバリエーションのモデルが購入できました。 今は昔からすると、同じモデルが3−4倍に高騰し、とても手が出ない高嶺の花に急成長してしまいましたが・・・。 私が所有しているモデルの中で購入時から価格が3倍以上高騰してしまったものの一つに、GMT-MasterⅡ(ref.16710)があります。
パイロットウォッチとして発売されたこのモデルは、他のモデル同様に何度かモデルチェンジを繰り返して、今も尚進化を続けています。 私が初めて注目した頃は、ダイバーズ系のモデルと比べると対極にいる不人気モデルで、特にビジネスでは使いにくい赤青ベゼルのモデルは多くの人が忌み嫌ったモデルでした。 当然、出回っている玉数も少なく、中古市場で希少価値が高く、価格はそろそろ100万円に近づいてきています。
私の所有している赤黒モデルも赤青に次ぐ高騰モデルで、程度によって差はありますが、90万円を切るものはありません。 一昔前のDaytona下位モデルとほぼ同額まで高騰していますので、既に一般人には手が出ませんね。 知り合いにGMT-MasterⅠ(赤青)を所有している人がいるんですが、ベゼルも綺麗で付属品が全て揃っているので、相当な高値になると自慢していました。 改めて言うまでもなく、ベゼルは回転式で防水性能は200mです。 GMT針で24時間の時刻を容易に知ることができると言う一般人の日常にはおよそ不要な機能を持ち、昔のデカ厚時計の先駆的なサイズ感である40mmのケースで世の中に異彩を放っていました。 ちなみにジュビリーブレスのモデルも市場には多数出回っていますが、なよなよした感じが嫌いなので私は選択しませんでした。 やはりRolexはオイスターブレスですよね。

Rolexブレスの良いところは、ブレスのサイズ調整が容易にできる点にあります。 尾錠部分に収納された余りを引っ張り出すと、コマを増減させなくても微調整が可能です。 この仕様は結構貴重です。

竜頭にはやはり王道の王冠ロゴがあしらわれています。
サイズ感はSea-Dwellerと比べて全く同じくらいですね。
改めて人気モデルを2つ並べると圧巻です。

時々電車で左手首に他人の視線を感じてしまうんですが、そういう時は大抵DaytonaかこのGMT-MasterⅡを装着しています。 目立つ時計ではあるんですが、時計好きからすると垂涎のマトである本機は、どうしても注目を集める逸品ですね。

2019年4月1日月曜日

ブルガリ ディアゴノプロ SD42Sの機能美は秀逸

ブルガリの時計は機能よりもデザインが評価されるケースが多いです。 ここ数年、どのメーカーもケース、文字盤、ブレスなど様々なポイントで斬新なデザインを取り入れる傾向が見受けられますが、ブルガリに関しては「ここ数年」というより常に挑戦し続けている感があり、好感が持てます。 そんなブルガリのラインナップの中で、機能美を持ったモデルとして密かに人気を集めているのが、ディアゴノ プロフェッショナル スクーバ (Ref.SD42S)です。 最大深度2,000m(6,570ft)という伝家の宝刀を提げて発売された当時は時計情報誌の紙面を堂々と飾る銘機で、今でこそ深度1,000m超えの時計がチラホラ見られますが、当時としてはROLEXのSea-Dwellerと並び称されるモデルでした。
私がこのモデルを気に入っている最も大きな理由は、やはり機能を取り込んだブルガリ独特なデザインセンスです。 ケースを正面から見ると、一般的な時計に比べてベゼル部分が相当に大きく取られるているのが分かります。
水圧からムーブメントを保護するために必要な処置としてそうなっているのでしょうが、風防ガラスから文字盤までの深さがより強調される構造になっており、いかにも「特殊な時計」といった雰囲気を醸し出しています。
それでいて、無骨な雰囲気の中に優雅な構造が際立つように設計されているあたり、まさにブルガリの真骨頂と言えるでしょう。 一応スキューバウォッチなので、ベゼルは回転するようになっていますが、正直回したことはほとんどありません。 実際回してみると、Rolexの回転ベゼルよりも1分毎の「カチッ」と言う感触が強いので任意の位置で止めやすいです。
ブレスはラバーでDホールディングバックルで留める形になっています。
このバックルは留めるための穴にゴミが溜まりやすいので、要注意です。
長期間クリーニングを怠ると噛み合わせが悪くなり着脱に苦労するようになりますので、最低でも半年に1回は掃除してあげた方が良いでしょう。
※この噛み合わせのパーツにゴミが溜まりやすいです。

ムーブメントは、ETA2892Aをベースにクロノメーター基準を自社でクリアしたモノを採用しており、その性能はお墨付き。
また、個人的にはガッチリしたリューズガードも気に入っています。

高機能スキューバウォッチだけあって、ヘリウムのエスケープバルブも備えていますが、何とく「押せる」感がする機能美の一つです。

いくつか保有している機械式時計の中で日差が最も小さいのが、このディアゴノ プロフェッショナル スクーバです。1週間通常に使用して2秒くらいしか進みません。
勿論、個体差もあるとは思いますが、頑丈なケースに保護されたシンプルな3針構造のETA社製ムーブメントでズレる要素はほとんどありません。
ブレスがラバーなのが個人的には改善して欲しいポイントではありますが、それ以外は完成度が高い良い時計と感じています。

2019年3月14日木曜日

多機能かつ頑丈。MUDMASTER(GWG-1000-1AJF)はG-SHOCKの王道を歩む!

業績不振が伝えられるカシオですが、G-SHOCKだけは別で快進撃が続いています。 アイスホッケーの選手がパック代わりにスティックで打っても壊れないCMが話題を呼んで、アメリカで人気に火がついたG-SHOCKですが、日々進化を続けており、最近では電波ソーラー系のモデルが人気です。 以前の記事でGW-M5610BC-1JFをご紹介しましたが、今回はGWG-1000-1AJFをご紹介します。


通称、MUDMASTER(マッドマスター)と呼ばれるモデルで、MASTER of G(マスターシリーズ)の一角をなしています。 他に、GRAVITYMASTER(パイロット用)やFROGMAN(ダイバー用)、RANGEMAN(登山家用)などがあり、それぞれ用途が明確化されているんですが、MUDMASTERについてはイマイチ不明確。 ちなみにメーカーHPでは、「陸上において、瓦礫や土砂が山積・散乱するような極限の状況下での使用を想定した」とか「新しい防塵・防泥構造」と謳われているんですが、要は「地上で活動する様々な人のためのモデル」と理解しています。 私の場合、パイロットでもダイバーでも登山家でもないので、結論MUDMASTERが最適かなと考えて購入に至りました。 昔、FROGMANを使っていた経緯があって、最初は少し検討したんですが、アナログのG-SHOCKを使ったことが無かったので、それも購入の要因になっています。

■正確に時を刻むマルチバンド6 今回は楽天のセールで購入しているので通販です。事前に時計店で着用感などはチェック済みなので安心ですが、ちゃんとした物が届くのか若干心配。 某有名量販店からの購入なので、実際には厳重に梱包されて届いたんですが、開けてみて少し驚いたんですが、自宅の他の電波時計と比べると3秒程度進んでいる...。 そんなことあり得るんだなぁと思いながら、一晩寝かせてみると、さすがマルチバンド6、きっちり正確な時刻(他の電波時計と同じ時刻)に補正されていました。

■ほぼ全人口をカバーするバンド 腕が太すぎて尾錠の爪を入れる穴が足りない(そもそもバンド自体が短い)というケースは時折耳にしますが、私の場合は逆に腕回りが細すぎて余ってしまう、つまりは穴が短い方向に足りないというケースがあります。しかし、このMUDMASTERの場合(というかMASTER of Gは全て)最短で12cmくらいの腕回りにも対応しているので、便利です。

※爪をはめる穴が本体の近くまで配置してあるので、腕が細い私でも緩むことなく締められます。

長い方でいうと、プロレスラーや相撲取りでも大丈夫なくらい長くできるんで、ほぼ日本の全人口をカバーしていると言えるでしょう(もちろん、成長途中の未成年は除きますが)。

■時刻補正が超然簡単 従来の電波受信機能を備えたG-SHOCKのモデルは、海外旅行の際などに現地の時刻に合わせるのが非常に煩雑でした。このMUDMASTERは、現在地の設定が非常に簡単です。 まず、右側の大型竜頭を回して引き上げる。

そうすると針が6時の位置にあるTYO(東京)を指します。あとは、ボタンを押して都市を決めるだけで勝手に再受信して時刻を補正してくれます。 ちなみに、その都市に居ないのに勝手に設定しても(例えば東京に居ながらアメリカの都市を選んでも)電波を受信しないので、当然時刻は元のまま。つまり海外旅行とか行くときは前日とかに設定してもOKです。 ※ただ、現地についてもすぐに電波を受信するわけではないので、到着後に設定することをオススメしますが。

■多機能すぎてほとんど使わない機能もあります 時刻が分かれば90%満足なんですが、MUDMASTERは、時刻以外に気圧と温度、高度、方位なども測れます。 日常生活では使わない機能ですが、遊び半分でものすごく暑い日に気温を測ったり、山登りとかした時には高度を測ることもあるかもしれません。 まあ純粋に興味本位ですね。

高度計測方位計測気圧/温度計測


※どの機能も日常生活では必要ありません。
■最も大きな問題であるサイズ感 ご覧の通りサイズは相当大きいです。60mm近い径は最早時計ではなくて置物レベルです。しかも厚みもあるのでシャツの内側には収まりません。


致し方ない問題ですが、ケースの裏面はスレンレスです。特に浮きも無いので、金属アレルギーの人には少し厳しいです。


結論、総合的に考えると相当高品質な時計です。
壊れにくく正確な時刻を刻み続け、しかも電池切れの心配が無い(年単位で稼働し続ける)。
高級な機械式時計にはない良さを備えたアイテムです。

2019年2月25日月曜日

デカ厚だけではないBreitling for Bentley GMTの魅力

長期間(数年単位)で欲しいと思いながら、なかなか手に入らない時計がありました。 欲しいという想いが強まると他の物を欲しくなって、そちらに予算を振り分けてしまったり、逆に経済的に余裕がある時には欲求が落ちていて、結局購入せずに数年経ってしまうという悪循環でした。 しかし、経済的に余裕があって他にも特に欲しい物が無いという絶妙なタイミングで、知り合いの販売会社社長から「入荷したから見に来れば?」と誘われて、試着からそのまま購入。 それが、Breitling for Bentley GMTです。 一度別の店で試着だけしたことはあったのですが、その際にはRolexを買ってしまったので、購入には至りませんでした。 ただ、49mmという大径でもギリギリセーフという着用感は覚えていたので、店に入ってから僅か15分でのスピード購入でした。 ちょっと曰く付きの個体で、何でも香港の富豪が予約したらしいのですが、結局購入を取りやめたものが日本に流れて来たらしいです。 最近(と言っても2016年とか)になってBreitlingが発表した一部内部機構が見えるようになっている『オープンワークス(Open Works)』という仕様になっている点が、他ではあまり見かけないレアな感じを醸し出しています。 ■なぜ欲しかったのか 購入の候補に挙がった直接の理由は、そのサイズ感です。 控え目に言っても悪目立ちするギリギリの49mmという大径は、他ではなかなかお目にかかりません。 Breitling自体が、AvengerⅡを最後に大径から中型に路線変更しつつあり、いわゆる『デカ厚系』の最後期モデルと言っても過言ではありません。 私自身、特に手が大きいわけではありませんが、体が大きいのでやはり大径の時計の方が映える部分もあり、このサイズ感に惹かれました。
大径の時計を購入する際に最も気になるのは、シャツ袖口への影響です。
袖口に収まりきらなかったり変に引っかかったりすると見っともないので、必ず長袖のシャツを着て行って試着するようにしています。
Breitling for Bentley GMTは、直径が大きい割に厚みがそこまでなくて袖口の引っかかりもありません。結論合格ラインをクリアしていました。
※意外に厚さはそれほどでもありません。

ちなみにバックルはBreitlingによくあるダブルロック方式ですが、最初にロックはほとんど効いていません。
どちらかと言うと、2つ目のロックでしっかり抑える感じなので、2つ目のロックを忘れていると誤脱の危険がありますので要注意。


■今回購入を決めた直接のトリガーは サイズが大きいのも理由の一つですが、購入に踏み切った直接の理由はオープンワークスです。
写真ではわかりづらいですが、文字盤の内径部分が網目状に抜けていて、内部機構が見える仕様になっています。 元々のBentley GMTのデザインに惹かれていたこともあるのですが、わずかに見え隠れする内部機構には何とも言えない色気を感じます。 できれば裏蓋もスケルトンにして欲しかったんですが、残念ながら裏蓋は通常仕様です。


そもそもBreitling for Bentley GMT自体がレアなので、更にオープンワークスとなると、国内に何本も入ってきていない可能性もあります(他のショップでもなかなかお目にかかりません)。
他の人と被らないレア度の高さは間違いなく購入の要因の一つです。
ちなみにムーブメントは、ブライトリング47Bです。
47Bの特徴は、クロノグラフの秒針が1周30秒である点です。
普段はほとんどストップウォッチを使用しませんが、たまに他の人と一緒に時間を測ったりすると、大抵驚かれます。その辺も自慢ポイントですね。

■大きいだけではない魅力
GMTの時計はそれだけでも多機能感があるのですが、更にクロノグラフが付いているとメカニカルな見た目が男心をくすぐります。
普段の生活でストップウォッチやGMT機能を使用することはまずありません。
ただ、文字盤スッキリの三針も好きなのですが、様々な機能が有機的に連携した外観はある種の芸術的な美しさを備えていると言っても過言ではありません。

ビジネスシーンでは若干敬遠されるかもしれませんが、多機能時計が人気があるのは男性の蒐集欲求が満たされるからなのかもしれません(美術品なんかは蒐集欲求の表れですからね)。

2018年11月17日土曜日

G-SHOCKの電波ソーラー(GW-M5610BC-1JF)は使い勝手が良すぎて手放せない

几帳面な性格だからかも知れませんが、普段の生活で秒単位で正確な時刻を知ることができるのは非常に便利です。
機械式時計をしているときは、スマホで確認すれば良いんですが、電波時計があればこれ以上に便利なものはありません。 比較的旧型のG-SCHOCKとEDIFICEは持っているのですが、そろそろ新しい電波時計が欲しいなぁと考えて、G-SHOCKのマルチバンド6(世界6箇所の電波を受信可能)機能付きの中から候補を選びました。 調べていて驚いたんですが、G-SHOCK(特にMR-G)の価格設定はここ数年上がっています。 技術の進歩に伴って時計の機能もかなり向上していて、ハイエンド機については20万円以上のラインナップです(しかもスマートウォッチ化しているので、定期的な充電が必要)。 メーカー差別するつもりはありませんが、さすがにG-SHOCKに20万は出せない・・・。 そこで、 ・電波時計(マルチバンド6) →時刻合わせの必要なし! ・ソーラー充電 →電池交換の必要なし! ・バンドは中折れ式(ラバーバンド尾錠式はNG)→着脱が楽ちん! ・シンプルなデザイン →使わないゴテゴテしたボタンや表示は不要! ・できればアナログ針付き →デジタルからアナログに脳内変換する必要なし! という条件で安価(5万円以内)なG-SHOCKを探しました。 いくつか候補を絞って実際にお店に行って確認したところ、最もしっくりいったのはこちらのGW-M5610BC-1JFです。
ほとんどの機種がラバーバンドで尾錠を留める必要があったんですが、尾錠は留めるのに手間がかかるのであまり好きではありません。これは樹脂製のコマで中折れ式ベルトですので、心配は無用ですね。
本当はアナログ針が付いているモデルが欲しかったんですが、希望の価格帯では探しても探してもそんな機種はありませんでした。 GW-M5610BC-1JFは、G-SHOCK珠玉の1stモデルの復刻デザインで、シンプルでカッコイイです。ただ、ブラックフェイスでデジタル文字盤が通常と逆転色調になっています。

■とにかくシンプルを追求したモデル
箱からして至ってシンプルです。

本体を傷つけないようにしながら、最低限の物しか入っておらず、箱サイズ自体も非常にコンパクトにまとめています。
時計自体にも日常の生活で使用する可能性がある機能しか付属していません。
G-SHOCKなので耐衝撃性能はもちろんですが、ストップウォッチとアラームくらいで、それ以外は普段絶対使わない別の国の時刻表示とかですね。
電池は機能をいろいろ使って10ヶ月くらいは持つようなんですが、暗闇で10ヶ月間も過ごす生活はしていないので、電池が切れてしまう心配は無用ですね。
■超絶に簡単なバンド調整(素人でもできます) 簡単にバンド調整の方法を解説します。 普通は、ベルトサイドの穴から内側にテンションをかけている突っ張り棒を押し込んでベルトの駒を外す方法が一般的です。そして、調整が済んだら逆に突っ張り棒を押し込んではめる作業が発生します。 ただ、このM5610BCの駒は内側に突っ張り棒が収まっているので、調節後に棒をはめる作業が至って簡単です。
通常はこの状態・・・

外すときは他の時計同様に外側の穴から爪楊枝などの細い棒でバネ棒を押す必要があります。
外すとこんな状態です。

駒を落とした状態でバネ棒だけはめてみると分かるのですが、内側の穴が半分以上見えているので、はめるのが超絶簡単です。
力も技術も道具も不要で、誰でも2−3分でサイズ調節ができるっていうのはCASIOさんのこだわりを感じます。 また、このバンド自体もスグレモノです。

私自身ラバーベルトも嫌いでは無いのですが、横着な性格なので、尾錠で毎日ストラップを着脱するのが面倒くさい・・・。 だったらブレスレットでホールドしてしまえば良いんですが、金属製は結構重いので、悩むところです。 このM5610BCのブレスレットは、何と樹脂製で非常に軽く仕上がっています。

正確には「コンポジットバンド」というらしいのですが、軽量で堅牢性に優れており、自分史上最高の実用性と感心しています。 ■徐々に慣れる逆転色調 ブラックフェイスの文字盤にグレーの時刻表示という変わった色調になっています。
最初はこれになかなか慣れなかった・・・。 ただ、明るい場所ではクッキリ見えるし、暗い場所ではELライトを点灯すれば良いので困りません。
最近徐々に流行り始めたこの表示方法は結構オススメです。
但し、1点だけ問題点を挙げると、CASIOが公式に訴求している「オートライト」(暗い場所で腕を傾けると勝手にライトオン)という機能は、あまりあてにしないほうが良いです。実際には、見ていないのに勝手に点灯したり、見たいときに腕を傾けても点灯しない、なんてことは日常茶飯事です。
ちなみに右上ボタンを押すと1−2秒はライトが点灯してくれるので、暗闇でも特に困りはしませんが・・・。
ライトの色はいつものグリーンです。

■機能としてあれば最高と思える点 欠点ではありませんが、あれば良いなと思う機能が1つだけあります。それが時刻電波の「自動受信機能」です。 電波時計なので、自分で時刻合わせをする必要は無いのですが、唯一の例外が海外渡航時です。 それほど大変な作業ではありませんが、到着後に自分で6つの発信基地のいずれかから電波を受信する必要があります。 ハイグレードな機種は「自動受信機能」が付いているようですが、これくらいの価格帯だとさすがに付いていません。 1年に1回行くか行かないかの海外旅行や海外出張なので、それほど困りませんが、どうせだったら付けて欲しかった、というのが率直な感想です。

お店の人に「丈夫だし、電池交換の必要は無いし、これさえ有ればもう一生時計を買う必要はありませんね」と話したら、「ソーラー電池に寿命があって・・・」と申し訳なさそうな顔をされました。
そうです、ソーラー電池も一応電池なので、徐々にへたるのです。
つまり充電方法は照明なんですが、電池自体は一般的なもの(リチウムイオン電池)と変わらないので、使っていくうちに徐々に充電しなくなる!
使用頻度にもよりますが、もっても10年くらいとのことです。
時刻合わせや数年おきの電池交換が必要ない分だけ使い勝手は非常に良いのですが、一生使える訳ではない・・・そう考えると、10年後にはきっと新しい時計を買っているだろうなぁと意味のない想像をしてしまいます。


2018年10月12日金曜日

Breguetのトランスアトランティック タイプXXI にはなぜハック機能がないのか

結構な数の機械式時計を所有しています。同じ時計をずっと使っている訳ではなく、週単位で着用する時計を変えるので、しばらく使用していない機械式時計は停止してしまいます。 しばらく使用していなかった機械式時計を久しぶりに着用しようとして、最も面倒なのは時刻合わせです。 ただ所有している時計のほぼ全てに、いわゆる「ハック機能(竜頭を引くと秒針が任意の場所で止められる機能)」が付いているので、正確な時刻に合わせるという行為自体はそれほど難しい作業ではありません。 このハック機能が付いていないと、時刻合わせは一気に難しい作業になります。 Breguet(ブレゲ)トランスアトランティック タイプXXI 3810(Ref.3810ST/92/SZ9 ) は、ハック機能が付いていないそんな時計です。

■ムーブメント
アエロナバルの派生形として誕生したトランスアトランティックですが、文字盤は酷似しています。
大きな違いはアエロナバルには無い日付窓が付いている点くらいです。
ムーブメント型式としては「キャリバー 584Qという自社製ムーブメントを搭載しています。
この機構にハック機能がついていないんですが、ハック機能がついていない時計を他に持っていないので、どうしても時刻合わせの際に違和感を感じます。
単純な機能なんですが、無ければ無いで相当にしんどい。
パワーリザーブは45時間なんですが、日付窓の無い「584Q/2」は48時間。
最近は72時間駆動が当たり前になってきているので、45時間とか48時間とかだと非常に短い印象を受けます。
見た目重視のラグジュアリーブランドですが、「正確な時を刻む」というムーブメントの基本性能に関してはまずまずで、新品購入して数年経ちますが、日差は+3秒程度と十分合格ラインをクリアしています。

■42mmの存在感 ボディの直径について、以前に比べると小径のものが流行の兆しを見せていますが、やはり多少の存在感を出したいという場合、40-42mmくらいは必要になります。 タイプXXIも42mmあるので、きっちり存在感出しています。
ただケースサイズ以上に存在感があるのが、ケースサイド部分の通称:コインエッジです。海外のコインでよく見かけるように(日本で言うとギザ10みたいな感じで)ケースサイドに縦に溝が彫られていて、チラッと見えるだけで存在感はバッチリです。


このコインエッジは、意匠的な美しさもさることながら、時計自体の厚みを強調させるデザインです。
ベゼル周りのの難点が1つだけあります。
ベゼルの天頂部分(12時位置)の逆三角形はちょっと頂けない感じです。

白の塗料のみで表現されていて、何かの弾みで硬いものと接触したら簡単にハゲてしまいそうで怖いです。
なぜ彫らなかったんでしょうか、疑問が残ります。
■最近の流行り?立体的な文字盤 最近よく見かけるんですが、文字盤が二重構造になっていて立体的に見えます。
ストップウォッチ機能の計数盤やGMT針の表示板がなぜか二重構造になっていて、各盤にちゃんと針があるので特に板自体が動くわけではないです。 ムーブメントには何の関係も無いので、装飾の一環としてそういう構造にしてるんでしょうが、芸が細かいところは、さすがブレゲと好印象です。ただ、機能としては特に意味はありません。
■ホールド感はイマイチのシングルバックル ベルトはシングルバックルで、バックル自体のロック機能以外には、ROLEXのダブルロックやOMEGAのPUSHボタンのような補助ロック機構はありません。
また、時計のサイズや重量に対してバックル自体が少し小さめ。その分だけ時計自体のボディの揺れに対して若干心許ない感じです。 もちろん、誤脱という事故につながるほどではありませんが、バックルが小さいことによる本体の揺れには慣れが必要です。
外す際にはボタンとかがあるわけでは無いので、隙間に指を挟んで力で引っ張るだけというシンプルなものです。この辺も見た目には気を使うけど、機能的には未成熟というブレゲらしさが出ています。

※バックルらしいバックルはついていませんが、ブランド名を入れるのは忘れていません。

※この状態にはするには隙間に指を挟んで上に持ち上げるだけ。慣れれば大丈夫ですが、最初は少し怖いです。
■こうなったらお飾りに過ぎないGMT(24時間)針 デザイン面では完成されているので全体的に気に入ってるんですが、そんな中でもちょっと違和感を感じるのは、Breguet(ブレゲ)では「デイアンドナイト・インジケーター」というカッコいい名前で呼ばれているGMT針です。
何に違和感を感じるかと言うと、日付が変わる瞬間(つまり夜中の12時)の針の位置です。 私も世の中全てのGMT機能付きの時計をチェックして分析したわけではありませんが、今まで見た範囲でいうと、ほとんどが天頂部分で日付が変わる運針になっています(つまりお昼には針が真下(6時位置)に来る)。 それがこの時計の場合(と言うかブレゲに関してはほぼ全て)、6時位置(つまり天頂ではなく地面の位置)で日付が変わるように設定されているのです。 それほど頻繁に見るわけでは無いのですが、時刻合わせの際には必ず「?」となってしまいます。 もちろん、そもそもクロノグラフの全ての機能を使い倒している訳ではないので、クロノグラフ自体が「お飾り」の寄せ集めみたいなもんなんですが。

■文字盤のデザインは秀逸すぎて文句がありません

悪口が多くなってしまいましたが、Breguet(ブレゲ)の真骨頂は文字盤の美しさです。



※時針や分針のシルバーの縁取りとか先細りデザインは見るものを魅了します。

芸術性が高くて一見するとダサい感じのアラビア数字も、デザイン全体にうまく溶け込んでいて野暮ったさが無い。スイスのメーカーですが、フランス製品のような洗練された美しさがあります。
最近、バーゼルのたびにどんどん新しいモデルを投入してくれるBreguet(ブレゲ)ですが、次はタイプXXIIとかにチャレンジしたいです。

2017年11月5日日曜日

武骨でありながらエレガントなIWC インヂュニア デュアルタイム

スイスの時計メーカーなのにInternational Watch Company...英語。
最初はそんな感じの出会いでした、IWC
多くの世界的時計メーカーがジュネーブに本社と工房を置く中で、シャフハウゼンに本社を構えています。
明治維新の年にアメリカ人技師が創設した会社なので、会社名に英語が入っているんですね。
そんなIWCの銘機であるインヂュニアのGMT版をご紹介します。


耐磁性能をウリにしている時計の中でもデザイン性がひときわ高い時計です。
それもそのはずで、かのジェラルド・ジェンタ氏によるデザインを代々引き継いでいます。
過去のモデルよりも若干大径化しており、このモデルは43mm。そこそこ存在感があります。
ちなみに正確なモデル名は、IWC インヂュニア デュアルタイム(Ingenieur Dual Time IW324402)です。
現在はフルモデルチェンジが施されてデザインも大分変化してしまいましたが、その血脈は受け継がれています。
勿論、ベゼルに配された5穴も健在です。

盤面のデザインで最も気に入っているのは秒針の差し色です。
GMT針は事実上お飾りなので特に気にしていませんが、秒針は常に目視できる速度で動いているので、比較的この赤が目立ちます。
ちなみに、GMT針は一般的な24時間一周型です(GMT目盛りの24も赤でカッコいいですね)。

前モデルには無かったリューズガードもしっくりきます。
43mmというサイズをより大きく見せる効果を狙っているのかもしれませんが、存在感をアピールするのに役立っています。

リューズにはそれとなく会社名が刻印されており、ほとんど見えないんですが、盤面同様にブランドとしての社名に誇りを感じます。

スクラブ周りも前作から洗練度が上がっており、プッシュボタン式で裏返して平置きすると、ブレスはほぼ平たくなります(もちろんブレス自体の厚みから完全にボディに密着するには至りません)。

デザインの話ばかり記載しましたが、少しだけ性能面も書いておくと、42時間のパワーリザーブ機能は結構嬉しいです。防水機能も公称120m(12気圧)で日常生活では支障がないレベルです。

簡単ですが、IWC インヂュニア デュアルタイムのご紹介でした。