2021年7月22日木曜日

Adidas Forum Low(GZ9021) なんとモチーフは『活版印刷』

 Adidasは時折トリッキーなテーマを設定して、旧来のモデルを発売します。
そんなモデルの1つがこちらのAdidas Forum Low 活版印刷モデル(GZ9021)です。
全体的に漢字だらけのデザインでブランドネームを漢字化したものも入っています。
Adidasを漢字で書くと『阿迪达斯』なんですね。完全な当て字ですが勉強になりました。


ベースはForum Lowというバスケットシューズですが、ベースモデルとは似ても似つかない仕上がりにちょっと笑えます。

バスケットシューズだけあってwidthは結構広めで、がっしりした構造です。
ただ全体的に内ぶりなフォルムでそこまでぽってり感がないというか、逆にスタイリッシュに見えていることろが、デザイナーさんの力量を感じます。
安定性を求めつつ街履きにも対応した割とオールマイティなスニーカーです。



甲の高さも甲高アジア人向けというか許容範囲が広めで、決してわざとらしい甲高スニーカーではないのですが、窮屈さは一切感じません。
ただ、極端に甲高な人や足の内側の甲が高い人は少しきついかもしれません。











素材は最近流行りのオールレザーではなく、部分的に布地を使って価格を抑制しつつ、デザイン性を維持しています。
ただ、Adidas特有の「3本線」はハッキリ認識できなくなってしまっているのが、個人的には残念です。




レザー部分はおそらく合皮でお世辞にも完成度は高いとは言えませんが、価格を考えると致し方ない部分です。当然ながら伸縮性や強度は最低レベルかと思われます。


全体的に漢字だらけのデザインですが、踵部分には英語表記のブランドネームが生き残っていました。まあ余りアルファベットには見えないデザイン文字ですが。




『北宋』『活字印刷』といったダイレクトな意味の漢字が逆文字(活版印刷ならでは)であしらわれており、若干うるさいです。

左右両方の外側の甲部分は、3本線でなく活版を模した着脱可能なチャームが装着されています。ちなみに相当強力なベルクロで付いているので無理に外そうとしなければ自然に誤脱することは無さそうです。


インソックの中敷きも合皮です。
流石に滑りやすく脱ぎ履きしやすいですが、個人的な趣味で評価は分かれるところ。滑りやすさが歩行時に気になる人も中にはいますからね。


なぜか右足のベロ部分だけ着脱可能なチャーム付き。こちらもベルクロで協力に装着されているので意図的に外せば外せますが、誤脱は考えられません。


このスニーカーで目を引いた点の一つは実はソールです。ご覧の通りクリアな見た目。
あまり人目に触れる部分ではありませんが、デザイン性を高める要因になっています。
そしてクッション性は全く損なわれていません。一般的なデザインのForum Lowと比べても遜色ない(というか違いが判らない)クッション性です。



甲先端部分も布地テキスタイルです。この辺は汚れそうで怖いですね。












外箱も他のAdidasの一般的な青箱とは違い、赤白基調で帯付きです。






















他の大半のAdidasのスニーカーと比べてクッション性が高めで履きやすいForum Lowですが、色の種類が少なめなのが難点で、他の人と被りやすいです。
それを避けるために、こういうトリッキーなモデルを選択するのも作戦の一つかなと考えてしまう今日この頃です。

2021年7月18日日曜日

Rolex Sea-Dweller(Ref.16600)のデザインは永遠不滅

97年か98年くらいに初めて入手したRolexがSea-Dwellerです。
当時はOMEGAを入手して数年経って、「次はやはりRolexかなぁ」と漠然と考え、漠然と購入した記憶があります。
友人の一人が通称赤サブを所有していて、そちらも検討したのですが当時で90-100万程度だったので、結局こちらを選択しました。無理してでも赤サブいしていたら・・・と考えてしまいます。


非常にシンプルなデザインで、ぱっと見は
Submarinerのnon-dateに見えますが、Sea-Dwellerと分かってもらえた瞬間の優越感はたまらないものがありました。


竜頭には王冠があしらわれており、なんとなく伝統を感じますね。
購入当時はこういった小技にも感動しました。



型番からすると、おそらく現在の中古相場では100万くらいでしょうか。
Submarinerと比較して潜水可能深度が深すぎてプロユースとして世に出された為か、玉数も少なめで価格高騰も肯けます。


今なお人気と平行して価格高騰が収まらないですが、シンプルなデザインゆえに飽きない銘品として語り継がれるでしょう。