2021年8月1日日曜日

Rolex GMT-MasterⅡ(ref.16710)の価格はどこまで上がるのか

最近のRolexの価格高騰は眼に余るものがあります。 私が学生の頃は、そこまで人気なくて10万台でもそこそこのバリエーションのモデルが購入できました。 今は昔からすると、同じモデルが3−4倍に高騰し、とても手が出ない高嶺の花に急成長してしまいましたが・・・。 私が所有しているモデルの中で購入時から価格が3倍以上高騰してしまったものの一つに、GMT-MasterⅡ(ref.16710)があります。
パイロットウォッチとして発売されたこのモデルは、他のモデル同様に何度かモデルチェンジを繰り返して、今も尚進化を続けています。 私が初めて注目した頃は、ダイバーズ系のモデルと比べると対極にいる不人気モデルで、特にビジネスでは使いにくい赤青ベゼルのモデルは多くの人が忌み嫌ったモデルでした。 当然、出回っている玉数も少なく、中古市場で希少価値が高く、価格はそろそろ100万円に近づいてきています。
私の所有している赤黒モデルも赤青に次ぐ高騰モデルで、程度によって差はありますが、90万円を切るものはありません。 一昔前のDaytona下位モデルとほぼ同額まで高騰していますので、既に一般人には手が出ませんね。 知り合いにGMT-MasterⅠ(赤青)を所有している人がいるんですが、ベゼルも綺麗で付属品が全て揃っているので、相当な高値になると自慢していました。 改めて言うまでもなく、ベゼルは回転式で防水性能は200mです。 GMT針で24時間の時刻を容易に知ることができると言う一般人の日常にはおよそ不要な機能を持ち、昔のデカ厚時計の先駆的なサイズ感である40mmのケースで世の中に異彩を放っていました。 ちなみにジュビリーブレスのモデルも市場には多数出回っていますが、なよなよした感じが嫌いなので私は選択しませんでした。 やはりRolexはオイスターブレスですよね。

Rolexブレスの良いところは、ブレスのサイズ調整が容易にできる点にあります。 尾錠部分に収納された余りを引っ張り出すと、コマを増減させなくても微調整が可能です。 この仕様は結構貴重です。

竜頭にはやはり王道の王冠ロゴがあしらわれています。
サイズ感はSea-Dwellerと比べて全く同じくらいですね。
改めて人気モデルを2つ並べると圧巻です。

時々電車で左手首に他人の視線を感じてしまうんですが、そういう時は大抵DaytonaかこのGMT-MasterⅡを装着しています。 目立つ時計ではあるんですが、時計好きからすると垂涎のマトである本機は、どうしても注目を集める逸品ですね。