2016年3月21日月曜日

White's Boots(ホワイツブーツ)のSemi Dress(セミドレス)個人輸入記録① 発注から到着まで

個人輸入を思い立った経緯

上野のアメ横をブラブラしていて、いくつかのアメカジショップを覗いているうちにWhite's Boots(ホワイツブーツ)が目に留まりました。堅牢性や重厚感は他の追随を許さず、圧倒的な存在感で他の量産ブーツを蹴散らしています(対抗馬はVibergとWescoくらい)。ABCマートに買収されたらしいので、質の低い粗悪品が出回って見分けがつかなくなる前に1足入手しようと思い立ちました。
ホワイツブーツのHP(Topの森林火災消防隊をあしらったビジュアルがカッコいいです)

しかし、どのショップも一般的なスペックのものしか置いていない...。たまに「ん?これ良いかも」と思うものがあっても、「当店オリジナルスペックですよー」の謳い文句のもとに、10万前後の価格をつけていて、とても手が出ません。
そこで、個人輸入ならどれくらい値段が下がるか調べると大体2-3割は安く買えるようです。スペックにこだわらなければヤフオクとかで探すと4−5万でも出てきますが、どうせ買うなら自分好みにカスタムしたいと考えて、個人輸入に踏み切りました。

発注先の選択
発注先はいろいろあります。
US在住の友人に頼んでみようかと思いましたが、面倒かけるのも申し訳ないので、ネットで探してみると、大きく分けて2種類ありました。
①国内のディーラーが輸入代行してくれるケース
②海外のディーラーが日本向けにもサービスを展開しているケース

①は、日本語での発注が可能な事とお店が近ければ似たようなモデルの試着が可能なことが長所です。但し、値段は高いです。
※既製のホワイツとほぼ同額(たまに2割くらい安いケース有り)、下手したら店舗の手数料がのって割高なケースも。
②は、値段は安いですが当然英語なので多少の語学力を要することが難点ですね。

今回は①でなるべく安い店をネット上で探してやってみようと考えて、店舗を決めて発注したんですが、いくら待っても返事がきません(汗)。
そこで思い切ってメールしてみると、「メールは送ったよ、読んでないの?」と返信がありました。よく読むと、Webサイトに載っているアドレスとは別のYahoo!メールで返信していると言うのです。受信ボックスをひっくり返して探し回ってもありません。
一応その旨を送ってみたんですが、3日くらい待たされてやっとメールが再送されてきました。発注日から約10日間...無駄な時間を過ごしました。個人でやっている輸入代行屋さんだったようで、そういうところにはいい加減なところも多いです。

それならと丁重にお断りして、②で最有力候補のショップ(B○○○○'s)にオーダーをかけました。

注文
注文した内容は以下の通りです。
Custom Semi Dress by White's Boots
  • Last: Standard
  • Toe Vamp Leather: Brown Chrome Excel by Horween
  • Upper (Shaft) Leather: Brown Chrome Excel by Horween
  • Leather Liner: Tan
  • Pull Loops: No Thanks
  • Toe Cap: No Thanks
  • Toe Bug Stitching: No Thank You
  • Toe Bug Stitching Color: Does not apply
  • Celastic Toe Box: Single Celastic Toe
  • Hardware: Brass Eyes & Hooks
  • Midsole: Single
  • Edge: Brown
  • Heel Base: Standard
  • Heel Lifts: Standard
  • Sole: Vibram Composition Half Sole
  • Sole Trim: Close Trim (Single Row Stitch)
  • Size - Length: 9.5
  • Size - Width: D (medium)
オーダーのポイントは、以下の通りです。
①upper leatherをHorween社のChrome Excel(Brown)に
ネットでいろんな記事を見ていると、Chrome Excelは賛否両論ありますね。
賛:革が厚くて重厚感がある/比較的柔らかい/オイリーで風合いが良い
否:傷が付きやすい
個人的にChrome Excelを使ったブーツを持っていなかったのと、British Tanほど明るいBrownよりも暗めのBrownのほうが、洋服に合わせやすいかなと考えて、この革を選びました。
②ライニングにレザーを使用
オプションなんですが、着脱のしやすさと堅牢性を求めて、レザーライニングを選択。Chorme Excelは厚いので、本当はライニングは不要とのことですが、使っても全く問題ないようなので、選んでしまいました。
③ソールを特殊仕様に
表示されているソールはご覧の通り、
  • Sole: Vibram Composition Half Sole
です。正確に言うとVibram700のハーフソールですね。
しかし、Vibram700は現在所有しているセミドレスと同じ仕様だし(ハーフではないですが)、アメ横徘徊中に見つけた某ショップオリジナル仕様のセミドレスが、Vibram430(mini Vib)を使ったハーフソールですごくカッコ良かったので、選択できるソールの種類には無かったのですが、同じ仕様にしてみようと思って、備考欄に「Vibram430のハーフソールにしてくれない?」と記載してみました。
※ハーフソールにすると、arch easeの出っ張りがしっかり見えて、めちゃくちゃカッコ良いです。勿論、普段は見えませんが(笑)。

参考までにVibram 700


こちらがVibram 430


価格
価格は、オプション含めて商品代で$444.95。送料との合計で$509.90、1$=¥118計算で約¥60,000です。
関税とか日本の消費税とかで合計額はまだ分かりませんが、非常に安い!

届くまで
オーダーしてから届くまでが楽しいんですが、いかんせん米国のretail shopなので、日本国内のショップのように行き届いた連絡はしてくれません。
以下、細かく記録しておきます。
①最初の連絡
オーダーしてから2日後に一言だけ「sent」とHPのMy Accountが更新されました。
「えっ?もう送ったの?」と思いましたが、おそらく「試しにメールを送ってみた」くらいの意味合いでしょう。
ちなみに更新されるとメールが届きます。
②2回目の連絡
4日後、「processing」と連絡。
これは「着手したよー」くらいの感じでしょうか。
「便りがないのは良い報せ」と言いますが、こういう場合の便りはあったほうが安心しますね。 ③完成&最初の発送連絡
25日後、「completed」と連絡が入りました!
これは正直嬉しかったです。半分忘れかけてたので、涙が出そうなくらい嬉しかった。 ④配送状況の更新
ここから配送状況との睨めっこが始まりました。
最初は、「Shipping label created」(=配送伝票が起票されたよ)からスタートです。
前出のcompletedメールに記載のあったUSPSのHPを1日5回くらいチェックしました。
※ちなみに、航空便を使っているらしく、SanFranciscoから成田に届くまでの時間は、丸1日くらいです(但し、伝票が起票されてからSFの空港に届くまでが結構長いですが)。
⑤まさかの事態
国内の税関に到着してから、ちょっとドキドキする事態が発生しました。
「そろそろ届いても良い頃」と思っていると代わりに税関からハガキが・・・。


内容は、「あなた宛の荷物が届いているけど、価格が分からないから関税額を決められない。価格が分かる請求書とか見積書とか送って」というものでした。
勿論、My Accountの該当ページを出力して速攻で送りました!

到着と総額コスト
いよいよ到着しました。

案外早くて、前出のハガキを処理した翌々日には商品が届きました(つまり、即日処理してくれた計算です。税関も日本郵便も捨てたもんじゃありませんね)。

オーダーしてから、32日。ネット上で記載されている噂とは程遠い納期と正確性でキッチリ届いたので一安心です。
【ネット上の噂】
・納期は2.5ヶ月くらいは当たり前
・正確な住所に届かず国内たらいまわし

既述の通り、商品と送料で約¥60,000でした。
そこに、関税と消費税で¥12,000+手数料¥200=¥12,200
合計額は、約¥72,200!
思ったほど安くは無かったですが、まあ満足のいく価格かなと納得しています。

総括
思い立ってから手に入るまでの手間と時間はかかりましたが、待つ間のドキドキも含めて良い体験ができました。
ちょうど円高になり始めているので、$1=¥110を切ったら、今度はSmoke Jumperにチャレンジしたいです。

編集後記
以前購入したSemi Dressはお店で既製品を試着して購入したんですが、まだ円高の時期で6-7万だった記憶があります。安倍総理のおかげ(?)で円安が進み輸入品の店頭販売価格も大分上がりました(為替変動への便乗値上げも含んでいると思います)。
輸入品を購入する際には、個人輸入してみるのも一興かもしれません。

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