2021年11月23日火曜日

JapanBlueJeansのチノパン(JB0452)は武骨なまでにゴツゴツ感を感じるアイテム

 JapanBlueJeansは、手頃な価格帯で良質なアメカジアイテムを提供してくれる良いメーカーです。

型番はJB0452ですが、細身のシルエットがかっこいいです。ちなみに股上は相当浅めで、私のように腰骨が高めの人には(腰骨周辺が)結構痛いです。

テーパード感はあまり感じません。股周りから裾にかけてストっと落ちていて全体的に細身なストレートシルエットです。日本のレプリカビンテージを生産しているメーカーは、どこもテーパードジーンズは股下が短いケースが多く、股下88cmくらいあるこのJB0452もテーパードではないので、股下が長いのかもしれません。


両耳セルビッジという伝統を忠実に守っています。赤糸を使っているあたりは、見えないところにも気を使っているメーカーの遊び心かと思います。


パッチはレザー(ヌメ革)ですので履きこむほどに味が出ることが期待できます。
レングスは35inch表示ですが、ワンウオッシュ後もそれほど縮みませんので安心です。
デザインはシンプルすぎて若干物足りなさを感じますが、最近はデザイン過多なものが多いので、シンプルな方が好きな人には良いのかもしれません。


この価格で良質な綿製のチノパンが買えるのは非常にありがたいです。
逆にメーカーさんの経営は大丈夫か?と心配になるレベルです。
生地自体は、「ネップ感がある」とか「極厚」とか特徴があるわけではないのですが、目の詰まった玄人好みの良い生地です。厚みの割には強度もそこそこあるのではないかと感じます。






























リベットは、生地と同色のものが使われており、銅色による悪目立ちがありません。
デニムで輝く銅色がかっこいいという人もいますが、私は主張が強すぎないこういうアレンジの方が好みです。































フロントボタンにはBLUEの文字が打刻され、さりげなくメーカー名をアピールしています。
ボタンにはそこまで厚みはありませんが、強度は問題ないレベルです。
縫い付けもしっかりしていて、日本製ならではの安心感です。





























裾も17cm程度に絞られており野暮ったさは皆無です。
アウターを選ばないスリムストレートはコーデの万能性が高いのでワードローブに1本あると着回しの幅が広がります。

キレイ目なアメカジファッションを楽しみたい人には最適なモデルです!

2021年11月13日土曜日

NIKE Air Max '95は永遠不滅のアイコン

20年以上前のデザインながらカラーリングの多様性を追求しつつ、長らく人気上位を保ち続けているAir Max 95です。
私も4足以上履きつぶしていますが、巷で言われている所謂『Air抜け』という現象はそれほど頻発しません。おそらく、ろくに履いたことのないブロガーや評論家が流布しているデマではないかと思われます。実際私が履きつぶして退役させたAir Max 95のうちでAir抜けが理由でたいえきさせたものは1足だけで、あとは縫い目の綻びがひどくなったり、汚れすぎて洗浄不可能なレベルになったのが理由でした。
個体としての当たり/外れはあると思いますが、毎日履いても数年間は大丈夫だと思いますので、他のモデルと比較しても優秀なほうかと思います。

今回ご紹介するのは、2018年8月29日に発売された Nike Air Max '95 NRG Jacket Packというモデルで、異素材コンビネーションが際立った珍しいタイプです。


サイドはシボ感のあるブラックレザーでアッパー上部はネイビーデニム生地という変わった素材コンビネーションで、濃い目のトーンでまとめたモデルです。
しかも踵部分には小ぶりのレッドスウォッシュロゴを配置して差し色も完璧でおしゃれな仕上がりです。

ソール部分にはおなじみのエアーが見える仕組み。
見た目だけでなく、履き心地も完璧なアイテムです。
写真は新品時のものですが、既に3年以上相当ヘビーに履き倒しているのでAir抜けが心配ですが、前述の通り毎回杞憂に終わるのであまり気にしないようにしています。

Air Max 95の好きなポイントの1つですが、踵部分のホールド感を挙げる人が結構います。
私もその一人ですが、現在ではレザーの硬さもなくなり、相当よれてきているので毎日ネットで再生方法を探しています。

全く目立ちませんが、スタッズ(?)が男心をくすぐります。
他のモデルにもあったかな?
シューレースホールの先頭からトゥまでの絶妙な距離感が、飽きの来ないデザインの基本ですね。近すぎればダサいし、遠すぎるとホールド感や形状維持力が落ちてスニーカーとしての機能が落ちます。
NIKE社のデザインに対する思い入れを感じる逸品です。
そして全体のフォルムもスリムな伝統を維持しつつ、締め付けが強くならないように配慮されたものになっています。

オリジナルシューレースのエンド部分は高級感のあるメタル製です。
現在でもヘタリは全くありませんが、NIKE SHOPでオリジナル製品を購入できますので汚れたら買い替え必須ですね。

様々なカラーで毎年のように発表されるAir Max 95ですが、現在では公式サイトのBy Youで自由なカラーリングが作れるようになりました。
私も近々チャレンジしてみようと思いますが、プロが手掛けた既製品に勝るデザインに仕上げる自信がまだありません。
誕生月に貰える値引きクーポンを使って次回の誕生日にやってみようか思案中です。

2021年11月1日月曜日

Atlantic STARSのPolarisは色さえ間違えなければ最強アイテム

様々なモデルが世に送り出されているAtlantic STARSですが、2019年秋冬に登場したクラッシックラインとして登場したモデルであるPolarisを徹底解剖したいと思います。





























様々なモデルが発売されているAtlantic STARSですが、色遣いが微妙なモデルが多いです。
複数の原色を組み合わせて存在感を強調するケースが多く、また巷では「オラオラ系御用達」の異名をとっているブランドなので、いままで一足も持っていませんでした。
ちなみにニュースリリースなどを読むと、Atlantic STARSでは派手な色遣いを「都会的」という言葉で表現することが多いですが、個人的には完全に日本語の意味を間違っていると感じています。


そんなAtlantic STARSのラインナップの中にありながら、こちらのPolarisは相当に落ち着いた色遣いです。
※念のため記載しておきますが、Polarisでもトリッキーな色遣いのものはたくさん存在します。
ブラウン系でまとまっており、はみ出した系統の原色は入っていません。
スウェードの革の質感も相まって、ある意味Atlantic STARSっぽくありません。





ベロのブランドネームも大人しくまとまっています。
そしてシューレースも同系のブラウン・・・Atlantic STARSではなかなかお目にかからない落ち着きようです。


イタリアのブランドだけあって甲は比較的低めですが、柔らか目の革なのでそこまで締め付け感はありません。
横からのソールの見た目通り、4cmくらいはヒールアップされているので、それなりに背が高くなります。





























ヒール部分にはブランドネームが刺繍されていますが、ブラウンに白糸の刺繍なので、相当地味な仕上がりです(いい意味であまり目立ちません)。












BOX自体には特にギミックは施されていませんが、何となく嬉しかったのはBOX内のスニーカー保護がビニールだったことです。
私は実用派で加水分解してしまうほどの長期間スニーカーを保存するタイプのコレクターではありませんが、それでも2-3カ月は履かずに放っておくことがあるので、時折心配になります。
ビニールであればNIKEやADIDASの雑紙よりは加水分解が起こりにくいと勝手に喜んでいます。







ファッションスニーカーにしては珍しく、きっちりトゥ部分までソールの巻き返しがあり、歩きやすさを担保しています。
見た目だけでなく機能性も重視しているあたりは好感が持てます。




シューレースもアッパーと同系のライトブラウンで一般的な平紐です。
見た目以上に伸縮性が強いのでしっかり結ばないと歩行時にほどけてきてしまいます。
ただし、脱ぐ際には非常に楽です。お好みで変えても良いかもしれませんが、色は同じようなものにしたほうが良いと思います。









ヒールのホールド感はそこまでしっかりした感じではありません、割と余裕があります。
そしてヒール上部まではレザー素材が届いていないので、踵周りは靴ズレの心配が全くないレベルの柔らかさです。
それにしても後ろから見てもソールの厚みが結構気になります。






アウトソールはVibramで、見た感じは相当噛み付きが良さそう。よほど凍った路面などでなければ滑って転んでしまうようなことはないでしょう。EVAの中敷きとVibramのソールがそろっている時点で機能性を無視していないメーカーの矜持を感じます。


















最初は先入観からあまりいい印象を持っていなかったAtlantic STARSですが、このPolarisを詳しく見ていく限り、Philippe Modelの後塵を拝している理由はいまいち分かりません。やはりトリッキーな色遣いをやめてオーソドックスなモデルを揃えていけば良いのでは?と考えずにはいられませんね。