2019年5月7日火曜日

Air Jordan 11 の72−10モデルには、屋外使用がはばかられる高級感がある

以前ご紹介したNIKE Air Jordan 11 Retro(Low)ですが、今回ご紹介するのは『72−10モデル』です。

この数字にどんな意味があるのかと言うと、マイケル・ジョーダンが活躍していた頃のNBA95/96年シーズンで72勝10敗と言うシーズン記録でチャンピオンシップを手にした際の記念モデルと言う意味合いです。
実は以前からこう言う高級なレザーモデルを出せば良いのに、と考えていた私は即買いしてしまいました。

ご覧の通りのレザーアッパーで高級感を醸し出しつつも、ソール周りのパテントレザーは従来通りの輝きを放っており、11ファンの心をガッチリ掴んで即完売となったモデルです。

アウトソールも通常のAir Jordan 11 Retro同様にシースルーでJUMPMANが見える仕様になっており、写真ではわかりづらいですが、JUMPAMNの色はネイビーです。

さすが記念モデルだけあって、箱やスリーブにも手は抜いていません。
通常のモデルのように単体箱ではなく、二重構造になっていて、中にはプラの透明カバーが掛かった状態で商品が収まっています。

アッパーはフロントからサイドにかけて天然皮革が用いられており、パッと見は判別できませんが、通常モデルとの違いは明らかで、詳しい人(と言うかスニーカー愛好者)からしたら垂涎の的でしょう。
ちなみに、このレザーは非常に柔らかく鞣されており、天然皮革ならではの履きにくさは全くありません。靴ズレの心配も皆無です。
若干シボが強めに入っていますが、湾曲部分ですのでこれくらいシボが入っている方が、変なシワが目立たなくて良いと思いますし、実はそれほど目立ちません。


サイドの見た目は通常モデル同様に鋭利な刃物を思わせるエッジが効いた感じに仕上がっています。
内側:えぐられた土踏まず部分が最高ですね。
外側:天然皮革/パテントレザー/セメントパターンとバランスが取れたデザインが映えます。


ヒール部分には天然皮革は使われていません。赤いJUMPMAN刺繍が入っているのみです。
「どうせならヒールまで天然皮革でも良かったのでは?」と最初は思いましたが、よくよく考えてみると通常モデルでも切り返しになっている部分ですので、同素材で縫い合わせよりも別素材で切り返した方がカッコ良いと言うNIKEのデザイナー陣に賛成です。

ちなみに通常は紙が丸めて入っているだけの型崩れ防止ツールですが、今回はプラ製のシューツリーが入っていました。アッパーにレザーが使われているからと言うのもあると思いますが、この辺も記念モデルならではの心配りですね。

シューレースの先端部分の仕上がりも高級感があります。


アウトソールや内部構造に特に通常モデルとの違いは無いので、履いた感じはごく一般的なJordan11と同様ですが、見た目の破壊力は凄まじいですね。さすがレザーモデルです。

実はこのスニーカーは、まだ試着しかしておらず屋外では着用していません。
ちょっと高級感がありすぎて二の足を踏んでいるのと、若干供給過多気味で着用を待っている靴たちがたくさん居るのが主な理由ですが、放っておくと加水分解でソールが剥がれしまう恐れもあります。
そろそろ実用に回そうと考えて居るのですが、そのスニーカーにあるまじき高級感から着用しづらい逸品ではあります(涙)。

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