2020年5月31日日曜日

COACH Ranger Backpackの重厚感はオールレザーならではの賜物

COACHのバックパックは、定番から期間限定商品まで様々なラインナップで顧客の消費マインドをかきたてます。


今回ご紹介するのはRanger Backpackで、オールレザー版です。
全体的にナイロンを用いたモデルもありますが、今回は総革仕立てのアイテムです。
”Ranger”と言うくらいですので、ミリタリー的な構造をしていますが、色調と材質からしてミリタリーっぽさはほとんどありません。
ただ、ミリタリーならではの使い勝手の良さは随所に見受けられます。



ほとんどの部位をレザーで構成しているので、それなりの硬さはあるのですが、硬さゆえに自立性も高く重厚感は街でも目をひくものがあります。
また随所に金属製のパーツを用いており、堅牢性も高めています。





また、上部のファスナー付きポケットは非常に便利です。
後述するサイドポケットも便利なんですが、上部のポケットが使い勝手が良い場合があります。
頭に近い部分にあるので、大事な物を収納する際は便利です。



革質も比較的肌理が細かく、厚みと柔らかさと美しさが絶妙なバランスで共存しています。
この辺はCOACHのレザーブランドとしての矜恃が感じられます。






両サイドのポケットもファスナー付きで有用性が高いです。
ただ、個人的にはどちらか片方はスナップとかにしても良かったかなと感じています。
なぜかと言うと、コーナーを回る際のファスナーの動きがどうしてももたつくからです。
決してファスナーの性能が低いわけではありません。ファスナーが角で引っかかるのは当然のことです。
なので、片方はスナップなどにして多様性をもたせた方が良かったのでは?と感じています。






メイン収納の入り口はドローコードで絞る方式です。
オールレザーなので革部分は絞ることができず、別布のナイロンを絞る方法をとっています。
当然ですがレザー部分は、ほとんど絞られません。
ドローコードの留め具は金属製で高級感があります。



































メイン収納内部にはファスナー付きの収納部分と、PCやタブレットを収納するためのスペースを設けています。PCスペースはマグネットによる簡易ベルトで留める方式を採用しています。


































背中に触れる部分は全てメッシュ素材で蒸れを予防しています。














































ここにも1つだけ不満点があります。
できればサイドポケットと背中の接合面の隙間に、PCスペースへのアクセス用にファスナーがほしかったです。
それがあると、外出先などで手軽にPCを取り出せるので便利なんですが・・・残念ながら採用されていません。




右側のストラップにはいろいろ使えるリングホルダーを備えています。
私はあまり使いませんが、人によっては便利かもしれません。




革と革の接合部分にはエンジ色のパイピングが施されており、オールブラックの中で挿し色として存在感を示しています。革パーツのコバもエンジに着色されています。



全体的に縫製も丁寧で雑な部分はありません。長期間のヘビーユースにも耐えてくれそうな頼もしい構造です。




購入時にナイロン製とオールレザーで若干迷いました。
理由は当然価格です。やはりオールレザーの方が3割程度割高です。
また劣化防止のためにも雨天時には使いづらいので、価格差以上にコスパは悪化します。

ただ、長く使いたいと考えたらやはりオールレザーがオススメです。
ナイロン製が「安物買いの・・・」とは言いませんが、高級感と耐久性を考えたらオールレザーを選ばれた方が賢明だと思います。
※私の場合は、ナイロン製のMAKVELICを所有していたのも今回の選択の一因です。


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