2021年11月1日月曜日

Atlantic STARSのPolarisは色さえ間違えなければ最強アイテム

様々なモデルが世に送り出されているAtlantic STARSですが、2019年秋冬に登場したクラッシックラインとして登場したモデルであるPolarisを徹底解剖したいと思います。





























様々なモデルが発売されているAtlantic STARSですが、色遣いが微妙なモデルが多いです。
複数の原色を組み合わせて存在感を強調するケースが多く、また巷では「オラオラ系御用達」の異名をとっているブランドなので、いままで一足も持っていませんでした。
ちなみにニュースリリースなどを読むと、Atlantic STARSでは派手な色遣いを「都会的」という言葉で表現することが多いですが、個人的には完全に日本語の意味を間違っていると感じています。


そんなAtlantic STARSのラインナップの中にありながら、こちらのPolarisは相当に落ち着いた色遣いです。
※念のため記載しておきますが、Polarisでもトリッキーな色遣いのものはたくさん存在します。
ブラウン系でまとまっており、はみ出した系統の原色は入っていません。
スウェードの革の質感も相まって、ある意味Atlantic STARSっぽくありません。





ベロのブランドネームも大人しくまとまっています。
そしてシューレースも同系のブラウン・・・Atlantic STARSではなかなかお目にかからない落ち着きようです。


イタリアのブランドだけあって甲は比較的低めですが、柔らか目の革なのでそこまで締め付け感はありません。
横からのソールの見た目通り、4cmくらいはヒールアップされているので、それなりに背が高くなります。





























ヒール部分にはブランドネームが刺繍されていますが、ブラウンに白糸の刺繍なので、相当地味な仕上がりです(いい意味であまり目立ちません)。












BOX自体には特にギミックは施されていませんが、何となく嬉しかったのはBOX内のスニーカー保護がビニールだったことです。
私は実用派で加水分解してしまうほどの長期間スニーカーを保存するタイプのコレクターではありませんが、それでも2-3カ月は履かずに放っておくことがあるので、時折心配になります。
ビニールであればNIKEやADIDASの雑紙よりは加水分解が起こりにくいと勝手に喜んでいます。







ファッションスニーカーにしては珍しく、きっちりトゥ部分までソールの巻き返しがあり、歩きやすさを担保しています。
見た目だけでなく機能性も重視しているあたりは好感が持てます。




シューレースもアッパーと同系のライトブラウンで一般的な平紐です。
見た目以上に伸縮性が強いのでしっかり結ばないと歩行時にほどけてきてしまいます。
ただし、脱ぐ際には非常に楽です。お好みで変えても良いかもしれませんが、色は同じようなものにしたほうが良いと思います。









ヒールのホールド感はそこまでしっかりした感じではありません、割と余裕があります。
そしてヒール上部まではレザー素材が届いていないので、踵周りは靴ズレの心配が全くないレベルの柔らかさです。
それにしても後ろから見てもソールの厚みが結構気になります。






アウトソールはVibramで、見た感じは相当噛み付きが良さそう。よほど凍った路面などでなければ滑って転んでしまうようなことはないでしょう。EVAの中敷きとVibramのソールがそろっている時点で機能性を無視していないメーカーの矜持を感じます。


















最初は先入観からあまりいい印象を持っていなかったAtlantic STARSですが、このPolarisを詳しく見ていく限り、Philippe Modelの後塵を拝している理由はいまいち分かりません。やはりトリッキーな色遣いをやめてオーソドックスなモデルを揃えていけば良いのでは?と考えずにはいられませんね。


0 コメント:

コメントを投稿