2025年8月4日月曜日

Nike Air Jordan 2 Pythonの重厚感はもはやスニーカーを超越

 職業柄「Python」と聞くと蛇ではなく、プログラミング言語を思い出してしまうのですが、こちらは蛇革をイメージしてデザインされたNike Air Jordan 2 Pythonです。手に取った瞬間にものすごい重厚感に圧倒されます。

1. リリース概要

  • モデル名:Air Jordan 2 Retro “Python”

  • 発売日:2024年1月20日

  • 価格:米国定価175ドル。

  • バリエーション:同シリーズでローカット“Low Python”(DV9956‑100)も2024年2月7日に発売予定。




2. デザインと素材・特徴

ヘビ柄(パイソン)オーバーレイ

  • アッパーのサイドパネルには、グレーの型押しパイソン柄レザー使用され、エキゾチックな印象を演出。これは1987年のNike「Air Python」へのオマージュです。

  • パネルの質感はスムースホワイトレザーとの対比が引き立ち、洗練された大人のアクセントとなっています。

カラーパレット

  • ホワイトレザーをベースに、ライナー・タン・ヒールタブにブラック、ロゴやスタビ部にレッド(Nike表記)、ミッドソールはベージュ寄りの**“Sail”トーン**、アウトソールはCement GreyNeutral Greyの組み合わせ。

  • ミッドソールの黄ばみ風仕上げが、レトロ感と味わいを加味しています。

ディテール

  • ヒールには控えめなNikeロゴをレッド刺繍。タンには同じく“Wings”ロゴが配置され、AJ2伝統のミニマルなブランディングを継承。

  • 靴紐アイレット部分はベージュがかった色味でヴィンテージ感を演出。

構造とテクノロジー

  • オリジナルと同様、滑らかで上質なレザーアッパーとパッド入りライナーにより快適性を追求。

  • ミッドソールは軽量なEVAベースで、当時のJordan設計思想を忠実に再現。ギャム時代のイタリア製オリジナル仕様の精神を継承しています。


3. 歴史と背景

  • 初代Air Jordan 2は1986年に登場。イタリア製で、洗練されたデザインと高品質な素材を特徴とする“ラグジュアリー志向”のシグネチャーでした。

  • 本作「Python」は、Nikeが1987年にリリースした“Air Python”への敬意を込めたカラーアレンジであり、AJ2とPythonシリーズとのクロスオーバー的展開です。

  • Air Jordan 2自体は長年“評価の低い兄弟モデル”とされてきましたが、近年はAblohとのコラボなどで再評価されつつあります。


4. 履き心地と反響・評価

フィット感と快適性

  • 多くのAJ2ファンからは「標準的なサイズ選びで問題なしとの意見。またしっかりと足を包む設計のため、安定感のある履き心地が期待できます。半面見た目の重厚感通り、若干の重さを感じる履き心地です。


5. スタイル提案・コーディネート

  • モノトーン基調の服装との相性が良く、ブラック・ホワイト・グレーのアーバンカジュアルスタイルに自然に溶け込みます。

  • アウトドアテイストよりは都会的・洗練されたコーデに適しており、ジーンズ、チノ、ブラックパンツなどと合わせると引き締まります。

  • パイソン柄のアクセントを活かして、あえて控えめなトップスと合わせるスタイルも効果的。


Low Pythonモデル(2024年2月7日発売)も展開されており、よりバリエーション豊かに選べるようになっています 。個人的には綿製のレースに若干違和感を感じますが、別の材質の尖ったレースを使うと、逆にやりすぎ感も出てくるのでこれはこれで有りかなと思います。

0 コメント:

コメントを投稿