2018年12月7日金曜日

Y-3のジャケットはハッカーファッションの基本中の基本

『MR.ROBOT』というハッカーを主人公に据えた海外ドラマにはまっています。神経衰弱ハッカーが周囲を巻き込みながら、自分も大事件に巻き込まれていくという話です。 はまっている理由は至って簡単で、技術的な考証がかなりハイレベルだからです。ちらっと映るGUIやコマンドラインとかも全て実際のものを忠実に再現している点に感動しているためです。主人公が使っているOSがLinuxというのも、芸が細かいところですね。
シーズン4で終了してしまうようで非常に残念ですが、長々意味もなく続いてしまうよりもスパッとシーズン4くらいで終了してくれる方が気持ちいですね。 ハッカーのファッションというとモード系のものが多く、手持ちのワードローブの中にはあまり無いのですが、唯一「ハッカーっぽいかな」と感じるのは、Y-3です。
アディダスと山本耀司のコラボレーションによって生まれたブランドであるY-3(ワイスリー)。2018年で15周年を迎えるんですが、そんな長期間やっている感じは全くしなくて、常に最先端を走り続けているところが、スゴイです。 余談ですが、DCブランドが流行った頃に、Y's for Menの服だけは高校生の私には高価すぎて手が出ませんでした。大人になって少し経済的な余裕ができたことをきっかけに、Y’s(通称:ワイズ)とCOMME des GARCONS(通称:ギャルソン)の服を大人買いした経験があります。 言わば、山本耀司さんや川久保玲さんは憧れの人だったんですが、その山本さんがスポーツブランドとの異色コラボしているY-3が、ここまで長続きするとは思ってもいませんでした。 しかも、変にコラボ先であるアディダスに媚を売るようなことはしていません。Y-3はY's for Menをスポーティーにデフォルメしているだけで、あくまでも山本ワールドを保持しています。 Y-3については特別肩入れして購入している訳では無いので、それほど持っていませんが、衝動買いしたジャケットがこちらです。



このジャケットのお気に入りの点は、身幅が狭く腕丈が長い、そしてストレッチの効いた素材感です。 体にジャストフィットしていて動きやすく、淡色のボトムス&濃色(黒とか)のインナーと合わせると、相当にスタイリッシュな出で立ちが完成します。 勿論スリムなデニムと合わせても全然OKで、意外に幅広なコーディネートが可能です。

また、トップ以外の前立てボタンが比翼仕立てになっているのも芸が細かいですね。









































内ポケットが無いのと、腕の微妙な位置にY-3ロゴが入っているのが気になりますが、内ポケットが無いのはシルエットを崩さないためでしょうし、腕のこの位置だからジャケットにこのサイズでロゴが入っていてもそれほど気にならないのかなと考えると、まあ許容範囲かなと思います。
胸ポケットや右側のチェンジポケットはジッパー仕様になっていますが、あまりスペースが無いので装飾的な意味が強いと思います。




若干着丈が長いのもY-3の特徴で、シルエットを綺麗にまとめるためのデザインですね。
ジッパー仕様の袖も、ジャケットとしては他ではあまり見かけないデザインです。
ややedgeが効きすぎている感はありますが、レザージャケットっぽく仕上がっています。













































商品としてはスニーカーやバックパックが人気なようで、街でY-3のジャケットを着ている人に出会ったことは今のところありません。 他人との被りを気にする方には、うってつけのアイテムだと思います。

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