2019年4月15日月曜日

Tramarossaはチノパンもやはり秀逸

Tramarossaのボトムスをいくつか所有しています。 「全体的にシルエットが細すぎる」という意見のかたもいらっしゃいますが、価格帯はPT01よりもやや低く、90cm以上の股下が確保されていて、尚且つスタイリッシュというボトムスのブランドはそうそう有りません。 INCOTEXは股下が短めでPT01は価格が高めで、Tramarossaはある意味理想的と言えます。 今回はRobertというモデルのチノクロスパンツをご紹介します。
ご覧の通り全体的に細身に仕上がっています。 テーパードもそれほどきつくなくて、太腿からふくらはぎへとほぼまっすぐに落ちています(写真で見ると、逆にフレアっぽく見えますね)。 裾幅が17.5cmあるので、スリムタイプのボトムスを着用すると度々発生するふくらはぎでの引っ掛かりが発生しません。 私は足が細い方ですが、スポーツをやっていた関係でふくらはぎにはそこそこ太さがあるので、裾が16cm未満だと相当に引っかかるんですが、このモデルではそれが起こりません。 というか、PT01とかに比べるとTramarossaのモデルは総じて引っ掛かりが起こりにくい気がします。 GTAやINCOTEXは所謂『脚長効果』にこだわりすぎていて、とにかくテーパードを強くかけて(=裾を絞って)足を細く見せようとしますが、Tramarossaはシルエット自体の美しさに気品があって、テーパードによる脚長効果を狙っていません。
にも関わらず美しいシルエットを生み出すのは、着る側とメーカーのコラボレーションが成功している証拠ですね。 生地感を季節で言うと、完全に春夏ですね。 麻のようなサッパリ感はありませんが、薄手なので盛夏でも耐えられそうな感じです。いわゆる高密度なチノクロス生地ではないので、硬さはほとんどありません。 薄手な分だけシワになりやすい感じはありますが、毎日着用したりしなければクリーニングもシーズンに1回で十分でしょう。 閑話休題的な話ですが、購入後タグを切りながら、いつものこの部分を切るべきかどうか迷います。
モデル名とかサイズとか入っているんですが、 手でも入れそうなミシン目が入っているので、手で千切ろうとするのですが上手くいきません。 見えない部分なので切ってしまっても構わないのですが、微妙な存在感が迷います。 また、これもいつも疑問に思うのですが、豪勢なブックレットに付いている謎のボタンは何なんでしょうか・・・。
特に使える箇所も無いのでスペアと言うわけではないですし、何かのシンボルにしてフィーチャーしているようでもありません。 使えそうなら使いたいとは思いますが、いつも処理に困ります。

前立てはボタンフライで、いつもの通り股上は浅めです。ボタンも3+1の計4つしかありません。

豪華なリベットで四隅を押さえられているパッチですが、起毛レザー仕上げになっていて豪勢です。
ただ、選択を繰り返すうちにヘタってしまうであろうパーツなので、若干不安ですが・・・。


尻ポケットはフラップ付きです。但し、ボタンは付いていません。
この「フラップ付きボタン無し」が個人的には結構気に入っていて、物の出し入れが簡単にできる上に誤脱も発生しづらいので、他のブランドでも採用して欲しい仕組みですね。


裾は二重に保護してあって堅牢性は高いです。恐らく靴と擦れて擦り切れてしまうようなことは無いでしょう。ただ、生地が薄い分だけ何だか貧弱な感じです。
これだけしっかり補強してあると、もう少し固まった裾口になるはずですが、フニャフニャした感じがしてしまうのは、若干残念な仕上がりです。


夏場に着用しても耐えられるチノパンは重宝します。
生地が薄いのでシワが心配ですが、着用3回に1回くらいにペースでアイロンがけを心がければ、それほど気にならないと思います。
薄手のホワイトデニムと共に夏季ヘビロテアイテム間違いなしの逸品です。

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