2018年11月17日土曜日

G-SHOCKの電波ソーラー(GW-M5610BC-1JF)は使い勝手が良すぎて手放せない

几帳面な性格だからかも知れませんが、普段の生活で秒単位で正確な時刻を知ることができるのは非常に便利です。
機械式時計をしているときは、スマホで確認すれば良いんですが、電波時計があればこれ以上に便利なものはありません。 比較的旧型のG-SCHOCKとEDIFICEは持っているのですが、そろそろ新しい電波時計が欲しいなぁと考えて、G-SHOCKのマルチバンド6(世界6箇所の電波を受信可能)機能付きの中から候補を選びました。 調べていて驚いたんですが、G-SHOCK(特にMR-G)の価格設定はここ数年上がっています。 技術の進歩に伴って時計の機能もかなり向上していて、ハイエンド機については20万円以上のラインナップです(しかもスマートウォッチ化しているので、定期的な充電が必要)。 メーカー差別するつもりはありませんが、さすがにG-SHOCKに20万は出せない・・・。 そこで、 ・電波時計(マルチバンド6) →時刻合わせの必要なし! ・ソーラー充電 →電池交換の必要なし! ・バンドは中折れ式(ラバーバンド尾錠式はNG)→着脱が楽ちん! ・シンプルなデザイン →使わないゴテゴテしたボタンや表示は不要! ・できればアナログ針付き →デジタルからアナログに脳内変換する必要なし! という条件で安価(5万円以内)なG-SHOCKを探しました。 いくつか候補を絞って実際にお店に行って確認したところ、最もしっくりいったのはこちらのGW-M5610BC-1JFです。
ほとんどの機種がラバーバンドで尾錠を留める必要があったんですが、尾錠は留めるのに手間がかかるのであまり好きではありません。これは樹脂製のコマで中折れ式ベルトですので、心配は無用ですね。
本当はアナログ針が付いているモデルが欲しかったんですが、希望の価格帯では探しても探してもそんな機種はありませんでした。 GW-M5610BC-1JFは、G-SHOCK珠玉の1stモデルの復刻デザインで、シンプルでカッコイイです。ただ、ブラックフェイスでデジタル文字盤が通常と逆転色調になっています。

■とにかくシンプルを追求したモデル
箱からして至ってシンプルです。

本体を傷つけないようにしながら、最低限の物しか入っておらず、箱サイズ自体も非常にコンパクトにまとめています。
時計自体にも日常の生活で使用する可能性がある機能しか付属していません。
G-SHOCKなので耐衝撃性能はもちろんですが、ストップウォッチとアラームくらいで、それ以外は普段絶対使わない別の国の時刻表示とかですね。
電池は機能をいろいろ使って10ヶ月くらいは持つようなんですが、暗闇で10ヶ月間も過ごす生活はしていないので、電池が切れてしまう心配は無用ですね。
■超絶に簡単なバンド調整(素人でもできます) 簡単にバンド調整の方法を解説します。 普通は、ベルトサイドの穴から内側にテンションをかけている突っ張り棒を押し込んでベルトの駒を外す方法が一般的です。そして、調整が済んだら逆に突っ張り棒を押し込んではめる作業が発生します。 ただ、このM5610BCの駒は内側に突っ張り棒が収まっているので、調節後に棒をはめる作業が至って簡単です。
通常はこの状態・・・

外すときは他の時計同様に外側の穴から爪楊枝などの細い棒でバネ棒を押す必要があります。
外すとこんな状態です。

駒を落とした状態でバネ棒だけはめてみると分かるのですが、内側の穴が半分以上見えているので、はめるのが超絶簡単です。
力も技術も道具も不要で、誰でも2−3分でサイズ調節ができるっていうのはCASIOさんのこだわりを感じます。 また、このバンド自体もスグレモノです。

私自身ラバーベルトも嫌いでは無いのですが、横着な性格なので、尾錠で毎日ストラップを着脱するのが面倒くさい・・・。 だったらブレスレットでホールドしてしまえば良いんですが、金属製は結構重いので、悩むところです。 このM5610BCのブレスレットは、何と樹脂製で非常に軽く仕上がっています。

正確には「コンポジットバンド」というらしいのですが、軽量で堅牢性に優れており、自分史上最高の実用性と感心しています。 ■徐々に慣れる逆転色調 ブラックフェイスの文字盤にグレーの時刻表示という変わった色調になっています。
最初はこれになかなか慣れなかった・・・。 ただ、明るい場所ではクッキリ見えるし、暗い場所ではELライトを点灯すれば良いので困りません。
最近徐々に流行り始めたこの表示方法は結構オススメです。
但し、1点だけ問題点を挙げると、CASIOが公式に訴求している「オートライト」(暗い場所で腕を傾けると勝手にライトオン)という機能は、あまりあてにしないほうが良いです。実際には、見ていないのに勝手に点灯したり、見たいときに腕を傾けても点灯しない、なんてことは日常茶飯事です。
ちなみに右上ボタンを押すと1−2秒はライトが点灯してくれるので、暗闇でも特に困りはしませんが・・・。
ライトの色はいつものグリーンです。

■機能としてあれば最高と思える点 欠点ではありませんが、あれば良いなと思う機能が1つだけあります。それが時刻電波の「自動受信機能」です。 電波時計なので、自分で時刻合わせをする必要は無いのですが、唯一の例外が海外渡航時です。 それほど大変な作業ではありませんが、到着後に自分で6つの発信基地のいずれかから電波を受信する必要があります。 ハイグレードな機種は「自動受信機能」が付いているようですが、これくらいの価格帯だとさすがに付いていません。 1年に1回行くか行かないかの海外旅行や海外出張なので、それほど困りませんが、どうせだったら付けて欲しかった、というのが率直な感想です。

お店の人に「丈夫だし、電池交換の必要は無いし、これさえ有ればもう一生時計を買う必要はありませんね」と話したら、「ソーラー電池に寿命があって・・・」と申し訳なさそうな顔をされました。
そうです、ソーラー電池も一応電池なので、徐々にへたるのです。
つまり充電方法は照明なんですが、電池自体は一般的なもの(リチウムイオン電池)と変わらないので、使っていくうちに徐々に充電しなくなる!
使用頻度にもよりますが、もっても10年くらいとのことです。
時刻合わせや数年おきの電池交換が必要ない分だけ使い勝手は非常に良いのですが、一生使える訳ではない・・・そう考えると、10年後にはきっと新しい時計を買っているだろうなぁと意味のない想像をしてしまいます。


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