2018年10月5日金曜日

Church'sのLambournもやっぱり質実剛健

Church'sの革靴が結構好きです。 人生で初めて購入した本格的な革靴がChurch'sだったことも影響しています。 それまで「靴は履き潰すもの、踵がすり減ったり、底に穴が空いたら新しいものを買う」としか考えていなかった私が、底を何度も貼り替えて履き続けられる靴があることを知って、少しづつ研究して最初に買ったのがChurch'sでした。当時から質実剛健な英国紳士を思わせる佇まいが好みでした。 しばらくの間、AldenやCJなどを中心に買っていたので、久々にChurch'sで靴を購入してみました。 最初はShannonを検討していたんですが、2回オールソールを経たAlfred Sargentのダブルモンクを廃棄してから、ダブルモンクを持っていないことに気づいて、思いきってLambournにチャレンジしてみました。 ダブルモンク=アッパー2枚重ね、という感覚でいたので、ラスト103のLambournはゴツすぎる、いかがなものかとも考えましたが、ぽってり顔のラスト103を追求するならば、逆に徹底的な重厚感を楽しもうと考えました。 しかも、Church's自社開発ポリッシュド・バインダー・カーフのネイビーという特殊な素材にチャレンジです。 ■他社では味わえない素材感と色調






他にもいくつかポリッシュド・バインダーのChurch'sを持っているんですが、色は全てブラウン(正確にはライト・エボニー)です。このLambournについては、ネイビーなので同じポリッシュド・バインダーでも印象が大分違います(色の違いを超えて印象が違います)。
まず、ダークブラウンに比べると普通のカーフに近いです。勿論、並べて見るとカーフとは違う質感を感じるんですが、そこまでポリッシュ感が無いというか、テカテカしていません。 ネイビーという色についても、ほとんどブラックです。言われてみれば、確かに「あ、ネイビーか」と分かるんですが、ブルーよりもはるかにブラックに近いネイビーをイメージしてください。 こういう色調だと、ぴったりあったクリームが無いので補色は不可能です(Church'sの純正であれば有るかも)。Saphir NOIRの無色のクリームを使おうと考えています。
■ラスト103の重厚感に圧倒される 底面を見ても分かるんですが、ラスト103は相当に重厚感があります。上や横から見てもコバの張り出しや爪先の膨らみ具合など、1サイズくらい大きい印象を受けます。
※この写真が実際の色調に近いかも知れません(ブラックに若干ネイビーが混ざっています)。



椅子に座って足を組んで靴が前に出ると、向かい合っている相手から「足大きいですね」と必ず言われるくらいです。内心では「足じゃなく、靴がデカイんじゃー」と思っていますが、相手にとっての威圧感は相当なものだと思います。 ダブルソールという点も重厚感を醸し出している理由の1つになっています。一応「ある程度の雨であれば、雨天時でも着用可能」という触れ込みのダブルソールですが、一度他のChurch'sダブルソール革靴で雨の日に試したところ、10分程度でインソールに冷たいものを感じたので、雨天時には着用は控えるべきです。

※TOKYOを含めた4都市表記です。

※一応インソールは爪先までレザー仕上げですが、雨天時には多少しみてきます。
■やはり革が慣れるまで時間がかかります 全てのChurch'sの革靴の共通点ですが、最初はソールや革が硬いです。 大体10回くらい着用してやっと慣れてくる感じがしますが、踵とか爪先(特に小指)とか必ず痛い部分があります。酷い時は流血にいたることもあります。 数回試着した感じでは、Lambournも例外ではなく、やはり革が硬いです。ソールが沈んでアッパーが足に馴染むまで時間がかかりそうです。 馴染んだ後は、履きやすく愛着も湧くんですが、慣れるまでに挫折する人も多くいます。 歩き方で調整しながら、是非長い期間着用したいものです。





よくAldenと比較されるShannonやLambournですが、Aldenに比べると重心がやや後ろに配置されています。
なので、ぽってりした爪先でも不思議とオシャレな感じがします(もちろん流行りのイタリアとんがり靴ほどではありませんが)。
爪先にスチールを入れたりはせず、そのまま履きこなしたいと考えています。












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