2018年10月7日日曜日

Peuterey Hurricaneはスーツの上から羽織ってもOK

最近、カジュアルなダウンジャケットをスーツやジャケパンの上から羽織るという着こなしが流行っている気がします。英国生まれのアウトドアウェアーブランドであるBarbourの影響が大きいかと思います。価格としては5-8万円台のBarbourアウトドアジャケットを、颯爽とスーツの上から羽織ったモデルさんたちが、ファッション誌の紙面を占有していた時期があったので、そこから派生してMoorerとかHERNOとかのダウンジャケットをスーツの上から着用するスタイルが確立したんですね。
そんな中で国内市場に登場したのがイタリアブランドのPEUTEREYから発信されたHurricaneです。
■襟元のファーを何とかしたい 首回りの防寒性を高めてくれるファーですが、襟元だけに帯状に集中しています。これがなかなかダサいです。なんかドカタのおっちゃんが着ている防寒ジャンパーみたいに見えます。着脱可能なので、気に入らなければ取ってしまえば良いんですが、取った後の保管場所にも困るし、無ければ無いで首元が寂しく感じます。
首元+フードの周辺を全て覆うタイプにしてくれれば、もう少しスタイリッシュに見えるんですが。
デザイン上の差別化に失敗した感が否めません。
※もう少し小さくても良かったかも、と考えさせられる首元のエリマキ。
■アップデートが頻繁すぎて、試着なしでは買えないです 生産国にバリエーションがあり、サイズに関するアップデートが頻繁なので、ネットでは怖くて買えません。特にイタリアのブランドによくある傾向ですが、腕丈が若干短めに作ってあるため、絶対試着してから購入した方が良いです。
※ちなみに私が所有しているのはXS表記ですが、MかLくらいのサイズ感です。先日友人の所有しているものを来させてもらったら、M表記でほぼ同じ着用感。いい加減に統一してよ!と思います。

■中綿の量が少ないのか?防寒性はギリギリ合格 最近のダウンジャケットは比較的ダウンの量を増やしている傾向にあると感じています。そして、フィルパワーが上がっていることも相まって、昔に比べて保温性が高くなっていると思います。ただ、hurricaneについては、昔ながらと言うか、そこまで防寒性は高くありません(あくまで比較論ですが)。都内で生活していて、零下の寒さを味わうことも稀なので、そこまで防寒性を追求する必要も無いんですが、北の方向に出張する際には少し心配です。もちろん、ダウン量増加=身幅が広がる→スタイリッシュには見えない、と言う構図が成り立つと考えると、バランスの問題でダウン量を増やせないと言うのも分かります。ただ、10−20%くらい中綿が増えてもシルエットは崩れないと思いますので、次期バージョンでは少し増やして防寒性を上げて頂きたいです。
■ポケットについは◎、ただハンドウォーマーの位置は△
内ポケットも複数箇所あって、前ポケットも擬似フラップ&ボタン付きで良い感じです。
※Peuterey独自発想の擬似フラップ。間違っても物が溢れたりはしません。

ただ、この手のコートによくある話ですが、ハンドウォーマーの位置が高過ぎる。
考えて作られているのでしょうか・・・ここに手を入れて温めている人って見たことありません。
※このウォーマーは物入れとしては使えても、手を入れる場所ではないです。

■これだけは理解できない
袖口も化繊ではありますが、キッチリ防寒性を高めています。
ベルトについても取り回しが楽で良い感じです。できればもう1段階狭い方に穴があっても良かったかも。キツめに絞るのが好きな細身の私だけかもしれませんが。

唯一納得がいかなったのが、背中のベルトループに沿って配されている蛍光性のホワイトラインです。
夜間に車のヘッドライトが当たると目立つので安全性は高いと思いますが、ドカジャンぽさを醸し出しています。

最も一般的な着こなしとしては、ジャケパンスタイルの上から羽織る感じだと思いますが、スーツの上から着ても違和感はありません。
何だかクレームっぽい内容が多くなってしまいましたが、オンオフ共に活躍してくれる心強いアイテムです。








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