2018年10月20日土曜日

日本ではあまり知られていないMoose Knucklesのダウンコート

7月にネット検索していて発見したんですが、私にとって驚きのニュースがありました。「伊藤忠商事がMoose Knuckles(ムースナックルズ)の国内独占販売権を取得」というものです。 自分の好きなブランドが大手商社の手を経て国内に展開されるのって、好きなインディーズバンドがメジャーデビューするようで、複雑な気分です。
Moose Knucklesはカナダのブランドなんですが、2007年創業なので非常に若いブランドです。少し前に北米を訪れた際にふらりと立ち寄ったBrooks Brothersで店員さんに勧められたのが元々の出会いです。 その際には、「3Qジャケットがオススメだ」と力説されて、意味が分からなかったんですが、後から「『3 Quater(3/4)』= 腰よりも少し長めの丈のジャケット」と理解しました。確かに、それくらいの丈のダウンジャケットがやたらとたくさん並んでいたのを覚えています。 今回ご紹介するのは、ダウンジャケットです。モデル名はSTIRLING PARKAというものですが、並行輸入で購入したので正確なところは分かりません。

■カラー選択を失敗したかも ダークネイビーやブラックのアウターがどんどん増えているので、少し変わった色にしようと考えて、モスグリーンにしてみたんですが、これが結構使い勝手が悪いです。 デニムと合わせると、安っぽいミリタリーっぽくなるので、なるべくドレッシーなチノパンとかウールパンツと合わせるようにしています。 ただ、真冬って意外にデニムを穿くことが多いので、自然と登板機会が減ってしまいます。
もしデニムとコーディネートしようと思ったら、迷わず細身のブラックデニムにVANのオールレザーブラックスリッポンとかですかね。もしくはホワイツブーツのドレスブラックか。
ただ、左腕にメタル製ロゴがあしらわれており、これが差し色っぽくなっているので、完全なミリタリーっぽさは回避しています。
※ロゴの意味は、ヘラジカ(moose)の足跡と、カナダの国技であるホッケーの荒っぽさを表現した拳(knuckles)を表しています(ちなみにラクロスもカナダの国技です)。
■防寒性/保温性は最高レベル 着用した感想としては、ハッキリ言って相当に暖かいです。さすが極寒の地カナダのブランドだなぁと感心させられました。 真冬の早朝に氷点下レベルの中で着ても、体のカバーされている部分は相当に暖かいです。そのまま電車に乗ったりすると、逆に暑くなってしまうという問題はあるのですが、機能的には100点です。 以前、nano universeが西川ふとんとコラボして「羽毛ぶとんをそのまま着たくらい暖かいジャケット」と訴求していたダウンジャケットを着ていて、「これかモンクレールが最強かな」と思っていたんですが、実はMoose Knucklesの方がレベルが上でした。 なので、温度調節のために真冬でも前立てのジッパーを下げて開けている時があるくらいです。ジッパーの性能も高いので、閉めると密封性が上がってしまい暑く感じる時があるからです。
ダウンのフィルパワーも高いんでしょうが、生地も分厚い感じがしますので、中綿以外に覆っている生地も関係することに改めて気づかされました。
ちなみにフードのファー部分はラビット。結構よく抜けますので要注意です。
いつも思うんですが、この毛って本当にウサギから採取しているんでしょうか。
あのカワイイ姿をイメージすると些か可哀想な気もします。

袖口もジッパー仕様なので、防寒性は抜群です。

■スタイルとしては一般的なダウンジャケット 着用したイメージとしては、一般的なダウンジャケットと同様で、身幅にやや余裕がある状態で、上から下までほぼ同じ幅をキープしています。 海外ブランドのご多聞にもれず、腕丈が若干長めなので、サイズが上手く合えば少し小さめのジャストサイズのものを選んで、スリムに着用することも可能かと思います。
もちろんフード部分は着脱可能です。ただ、取ってしまうとカッコ悪いので要注意。
そして収納も一般的なレベルで備えています。内ポケットのスペースも普通レベル以上にあります。


アイスホッケーとヘラジカをブランドモチーフに設定して、カナダの魂を表現したMoose Knuckles。


防寒性が凄まじいアウターは使い勝手が良いので貴重です。
ただ、次回は定番のネイビーを購入して、もう少し楽にコーディネートを楽しみたいです。

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