2018年10月1日月曜日

Engineered GarmentsのNehru Jacketはベストとセットで用途が拡大

Engineered Garmentsのジャケットが好きです。 粗雑な中にも短丈で程よい身幅で独特なスタイルがあるからです。 あまり変わったデザインのものは着る事ができませんが、モノトーンでシンプルにまとまったものを中心に買い漁っています。 こちらのNehru Jacketは、インドの首相だったネルー氏が好んで着ていたジャケットにインスパイアされてデザインされたもので、首もとまでボタンが配置されているちょっと学生服の詰め襟っぽいジャケットです。 名古屋のセレクトショップがオンライン販売していたものを発見して、ベストとセットで即買いしました。
■ラギッドの極致まで達したジャケット コットンジャケットは素材からくるゴワつきもあって着こなしが難しいです。ややもすると、ペラペラの生地が際立ってしまい、安っぽさが目立ちます。 しかしEG鈴木大器氏の手にかかると、ここまでやるかというレベルまで洗練されます。 まさにrugged(【形】ゴツゴツした、荒削りな)という言葉をそのままジャケットにしたような印象です。 適度に粗く縫製し、生地の折り返し部分も裏返して見ると粗雑な感じがします。その分だけカジュアルに着こなすことが可能になっています。 ご覧の通り、はっきりしたラペルが無く首元までボタンが迫っています。 ボタンを上まで止めてしまうと完全に制服感が出てくるので、ボタンを3つくらい止めて胸元から中に着ているベストを見せる感じの着こなしが理想かと思います。 着丈をそこそこ短くしているのと胸から裾に向かっての絶妙なシェイプで、全身のイメージで言うと実際の身幅よりもややスリムに見えます。この辺は鈴木氏の真骨頂ですね。 袖口については本切羽で、状況に応じて腕まくりも可能です。 Andover以外のEGのジャケットではよくある話ですが、内ポケットやチェンジポケットについては、お飾り程度の機能しかありません。何か物を入れるとすぐに一杯になってしまいます。
このNehru Jacketも同様で、内ポケットは通常よりもやや低い位置にあり、非常に狭く大型の財布は入りません。 ■ジャケットとセットに使って初めて意味があるベスト ベストもジャケット同様に首元までボタンが迫っています。ベストについては、首元近くまでボタンが迫っている方が締まって見えるので、いい感じです。

ジャケットと一緒に着用すると、よく見ないとどういう構造でジャケットとベストが組み合わさっているのかハッキリ分かりません(ジャケットの前ボタンをかけているだけか、インナーに何か着ているのか、よく分からない状態です)。 なので、基本はジャケットとベストを一緒に着用しています。 スタイルが特殊な分だけコーディネート感が強く印象づけられるのと、どちらか片方だけだとデザインの特殊性が若干際立ってしまうからです。 真冬に暖房が効いた屋内でもジャケットを脱がないことを前提に活躍してくれる、セットアイテムになっています。
Engineered Garmentsの洋服は全般的に持ってるんですが、ボトムスについては一切持っていません。
なぜかと言うと、全てにおいて丈が足りないからです。股上が深いボトムスを腰穿き状態で落とし気味に着用するにしても限界があり、もう少し股下が長い商品を出していただきたいです。
できればこのNehru Jacket&Vestもボトムスと一緒に着たかったです。

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